「♪仰げば尊し和菓子の怨…って、何だこのバカワープロは!?」で、卒業式後の飲み会でGALLEON氏が「仮死状態」になった、という話を書いたら、GALLEON氏はご自身のブログの『まさに「生き地獄」』の記事で「仮死状態にはなっていない」と否定した。そこで、真実を追うべく高校時代の資料をひっくり返してみたところ、私自身が記録した「飲み会紙上実況中継」なる貴重な一枚を発見したので、一部手を加えた上で、この場を借りてご披露させていただきたい。なお、登場人物の名称は例によって通称(あだ名)であるが、場合によっては適宜変換することもある。
平成6年3月14日、下北沢の某居酒屋において、東京都立M高校第44期3年B組卒業記念の飲み会が執り行われた。これはその時の状況を記録してまとめたものである。
午後6時36分、飲み会は始まった。酒に弱い私はコップに1/3杯だけ注いでもらい、しかも一口しか飲まなかった。それでも空きっ腹に流し込んだのがまずかったか、頭が熱くなり始める。これ以上飲むのはやめて人間観察に徹することにする。難しく言い直すと「ヒトのアルコール大量摂取時における人格の変化に関する一考察」である。おこわ、サラダなどが次々に卓に並ぶ。この日はA組もD組もこの店に集結したため、店はまさにM高一色であった。他のクラスに比べ、我々B組はまだおとなしいようだ。他の卓にA組のマサカズがやってきて、古今東西ゲームやジャンケンイッキなどが始まる。我々の卓の連中(GALLEON、ヒグ[♂]、私)はただひたすら食べている。
7時過ぎになると、酒がまわり出したかみんなテンションが高くなってくる。ナトリアン(注釈1)が3杯連続イッキ、気合いが入ってきた。先ほどからハットリちゃん(♂)は少々元気がない。イッキが効いたのだろうか。無理するのは良くない。カワカミちゃん(♂)談「ボクはすぐ顔に来る」なるほど真っ赤だ。彼は今晩無事に春日部まで帰れるのか?(注釈2)
隣の卓からユウサクが逃げ込んできて、代わりににGALLEONが引っ張り出され、3杯飲まされた。かわいそうに。ユウサク談「ナトリアンたちの所へ行ったら最後だ」。ダウンした連中が次々と我々の卓にやってくる。ハットリちゃんもやってきた。フクオカ(♂)もやってきた。ナトリアンは相変わらず飲みまくり、いつもに輪をかけた騒ぎぶりである。GALLEONの方はというと「酒は弱い」と言いつつも、やっぱりGALLEON、何杯飲んでも大丈夫!ピロピロ飲みまでやってのけた。しかし、彼もやはり4杯連続イッキの時点でダウン寸前だった。
我々の卓は完全に避難場と化していた。私にも飲めという誘いがかかったが、酒は弱いしビールは不味いと思っているので飲まなかった。家系的にもあまり肝臓が強くないこともあるしね。
目の前で突然ナスさんがグルグル回り始める。スカートはしっかり押さえていたからまだ理性は残っているようだが、一体何が起こったんだか。コイちゃん(♂)もアッコさんも顔を真っ赤にして大騒ぎ。その後、ナスさんは我々の卓にビールを注ぎに来た。何かの罰ゲームであるらしい。しかし、GALLEONはダウン寸前、ヒグは飲む気なし、私も飲む気がないどころか、コップをナトリアンに持って行かれてしまっていた。結局彼女はGALLEONのコップにビールを注いで戻っていったが、GALLEONはやはり飲めなかった。今度はイシちゃん(♂)が天井に頭突きをし始める。一体何があったんだ、隣の卓は?
1時間ほど経つとみんなかなり酔ってフラフラになっている。アッコさんは「何で飲まないのー!」と、誰にというわけでもなく絶叫している。GALLEONはもはや逆噴射寸前。カワカミちゃんも意識はあれども半ば死んだような状態である。トイレに駆け込む連中がさっきから続出している。下腹に来たのか気分が悪くなったのかはわからないが、ビールとか飲むとトイレが近くなるからご注意を。
隣の卓ではカワイちゃんが絶好調。腕をグルグル回すなどしてご機嫌だ。「彼は飲むととても面白いんだよ」とカネコのダイちゃんが言っていたっけ。向かいの卓は相変わらずの壊れっぷり。我々の卓ではナトリアンが「國學院久我山」と「ココ山岡」を聞き間違え、イッキをやらされた。私でもやらんわい、そんなボケ。
ちょっと長くなったので、以下次号。
(注釈1)…ある意味M高を象徴するようなお調子者のオモシロ男。しかし、頭脳は明晰でM高に来たのが不思議なほど。1浪後「都の西北」W大と「皇室御用達」G大に合格したが「家がより近いから」という理由「だけ」でG大を選んだ。何じゃそりゃあ!?現在は大手不動産会社勤務。
(注釈2)…都立校だから東京都民しかいないのかと思いきや、途中で引っ越したりして遠方から通学する者もいた。茨城県の守谷から通学していたウメちゃん(♂)は、最寄り駅から始発電車に乗らないと遅刻決定であった。また、千葉県の市川から通学していたアッちゃん(♂)は、10月1日は「都民の日」で都内の公立校が休校になるということをすっかり忘れ、学校に着いてようやく気がつき愕然とした、という話がある。
平成6年3月14日、下北沢の某居酒屋において、東京都立M高校第44期3年B組卒業記念の飲み会が執り行われた。これはその時の状況を記録してまとめたものである。
午後6時36分、飲み会は始まった。酒に弱い私はコップに1/3杯だけ注いでもらい、しかも一口しか飲まなかった。それでも空きっ腹に流し込んだのがまずかったか、頭が熱くなり始める。これ以上飲むのはやめて人間観察に徹することにする。難しく言い直すと「ヒトのアルコール大量摂取時における人格の変化に関する一考察」である。おこわ、サラダなどが次々に卓に並ぶ。この日はA組もD組もこの店に集結したため、店はまさにM高一色であった。他のクラスに比べ、我々B組はまだおとなしいようだ。他の卓にA組のマサカズがやってきて、古今東西ゲームやジャンケンイッキなどが始まる。我々の卓の連中(GALLEON、ヒグ[♂]、私)はただひたすら食べている。
7時過ぎになると、酒がまわり出したかみんなテンションが高くなってくる。ナトリアン(注釈1)が3杯連続イッキ、気合いが入ってきた。先ほどからハットリちゃん(♂)は少々元気がない。イッキが効いたのだろうか。無理するのは良くない。カワカミちゃん(♂)談「ボクはすぐ顔に来る」なるほど真っ赤だ。彼は今晩無事に春日部まで帰れるのか?(注釈2)
隣の卓からユウサクが逃げ込んできて、代わりににGALLEONが引っ張り出され、3杯飲まされた。かわいそうに。ユウサク談「ナトリアンたちの所へ行ったら最後だ」。ダウンした連中が次々と我々の卓にやってくる。ハットリちゃんもやってきた。フクオカ(♂)もやってきた。ナトリアンは相変わらず飲みまくり、いつもに輪をかけた騒ぎぶりである。GALLEONの方はというと「酒は弱い」と言いつつも、やっぱりGALLEON、何杯飲んでも大丈夫!ピロピロ飲みまでやってのけた。しかし、彼もやはり4杯連続イッキの時点でダウン寸前だった。
我々の卓は完全に避難場と化していた。私にも飲めという誘いがかかったが、酒は弱いしビールは不味いと思っているので飲まなかった。家系的にもあまり肝臓が強くないこともあるしね。
目の前で突然ナスさんがグルグル回り始める。スカートはしっかり押さえていたからまだ理性は残っているようだが、一体何が起こったんだか。コイちゃん(♂)もアッコさんも顔を真っ赤にして大騒ぎ。その後、ナスさんは我々の卓にビールを注ぎに来た。何かの罰ゲームであるらしい。しかし、GALLEONはダウン寸前、ヒグは飲む気なし、私も飲む気がないどころか、コップをナトリアンに持って行かれてしまっていた。結局彼女はGALLEONのコップにビールを注いで戻っていったが、GALLEONはやはり飲めなかった。今度はイシちゃん(♂)が天井に頭突きをし始める。一体何があったんだ、隣の卓は?
1時間ほど経つとみんなかなり酔ってフラフラになっている。アッコさんは「何で飲まないのー!」と、誰にというわけでもなく絶叫している。GALLEONはもはや逆噴射寸前。カワカミちゃんも意識はあれども半ば死んだような状態である。トイレに駆け込む連中がさっきから続出している。下腹に来たのか気分が悪くなったのかはわからないが、ビールとか飲むとトイレが近くなるからご注意を。
隣の卓ではカワイちゃんが絶好調。腕をグルグル回すなどしてご機嫌だ。「彼は飲むととても面白いんだよ」とカネコのダイちゃんが言っていたっけ。向かいの卓は相変わらずの壊れっぷり。我々の卓ではナトリアンが「國學院久我山」と「ココ山岡」を聞き間違え、イッキをやらされた。私でもやらんわい、そんなボケ。
ちょっと長くなったので、以下次号。
(注釈1)…ある意味M高を象徴するようなお調子者のオモシロ男。しかし、頭脳は明晰でM高に来たのが不思議なほど。1浪後「都の西北」W大と「皇室御用達」G大に合格したが「家がより近いから」という理由「だけ」でG大を選んだ。何じゃそりゃあ!?現在は大手不動産会社勤務。
(注釈2)…都立校だから東京都民しかいないのかと思いきや、途中で引っ越したりして遠方から通学する者もいた。茨城県の守谷から通学していたウメちゃん(♂)は、最寄り駅から始発電車に乗らないと遅刻決定であった。また、千葉県の市川から通学していたアッちゃん(♂)は、10月1日は「都民の日」で都内の公立校が休校になるということをすっかり忘れ、学校に着いてようやく気がつき愕然とした、という話がある。
もう10年以上前の話ですが、ここいら辺はおぼろげながら覚えてますよ。
「ハイペースに巻き込まれ後はズブズブ」な展開の典型例ですな、ワシ。(笑)
ナトリアンの「聞き違いネタ」も結構豊富でしたっけ…
私も一度はなくしたもんだと思っていたんですが、奇跡的に発掘されたので披露に及んだ次第です。
突発的事態が発生してしまったので、続きの掲載は少し先延ばしになってしまいますが、どうぞお楽しみに。