ドラフト「怪」説2013「たまには超目玉を引き当てたいお！」その２

★東京ヤクルトスワローズ

１位（×大瀬良大地投手・九州共立大→）
杉浦 稔大 （すぎうら・としひろ）投手 22歳
右投右打 188cm85kg
北海道・帯広大谷高－國學院大
大きな体を柔らかく使い、球のキレと抜群の制球力で勝負するタイプ。そこに力強さが加われば、まだまだ伸びる可能性を持つ。

２位
西浦 直亨 （にしうら・なおみち）内野手 22歳
右投右打 178cm75kg
奈良・天理高－法政大
安定感抜群の守備と、広角打法が持ち味で、一発長打を狙えるパワーもある。「ポスト宮本慎也」として、即戦力を期待したい。

３位
秋吉 亮 （あきよし・りょう）投手 25歳
右投右打 182cm75kg
東京・足立新田高－中央学院大－パナソニック
独特なモーションのサイドハンドで、直球主体に攻める。細かな点では粗さも残るが、一年目から一軍で勝負できる力量はある。

４位
岩橋 慶侍 （いわはし・けいじ）投手 22歳
左投左打 185cm83kg
京都・京都すばる高－京都産業大
関西六大学リーグで通算30勝を挙げた技巧派左腕。テイクバックが小さい独特のフォームから、抜いたり曲げたり落としたり…！

５位
児山 祐斗 （こやま・ゆうと）投手 18歳
左投左打 182cm83kg
岡山・関西高
大型投手にありがちな、力任せな点がなく、球持ちが良いため制球が安定している。プロの指導でうまく肉付けされれば面白い。

６位
藤井 亮太 （ふじい・りょうた）捕手（内野手・外野手） 25歳
右投左打 178cm75kg
兵庫・高砂南高－東海大海洋学部－シティライト岡山
本職は捕手だが、三塁手、外野手も器用にこなすセンスの持ち主。俊足、巧打、強肩で、ベンチに１人はいて欲しい万能型選手。

解説
日本ハムは、まるで「ロマン」を追求するかのような指名内容で毎年ドラフト会議を沸かせますが、ヤクルトは対照的に「たとえ華はなくとも、コツコツと堅実に」といったタイプ。これもまた球団の特色が出ていて面白いですね。今年も、「おお、これはスゴい！」というインパクトには乏しい代わりに、補強ポイントをきちんと踏まえたシブい指名で決めました。「おお～！」と思ったのは２位指名。今年は先発投手不足で特に困っていたので、１位はもちろん、２位も即戦力候補の投手で行くかな？と予想していました。が、フタを開けたら西浦！これは上手かったですね。３位まで待っていたら、おそらく残っていなかったと思います。