~1フィート運動騒動記~ 20-3
3月14日の琉球新報は「1フィートが30年誌 ─未来への道標─ 解散前に活動総括」、沖縄タイムスは「1フィートの会集大成の記念誌」の見出しで「未来への道標」の発行を大々的に報じた。 両紙共写真付きで、そこには石川元平を中心に山根安昇、安仁屋政昭の3人が編集委員としてウス笑いを浮かべている姿が紹介されていた。 石川元平と山根安昇は上原正稔と仲間たちが1フィート運動を創って、乗っ取られた経過を全く知らず、安仁屋政昭はぼくが委員に選んだことを隠す奴だから、初めから信用できない。
こういう連中が編集した記念誌だから「自分たちに都合のよい」本に仕上げていることは想像がつく。 といっても、実物を見ないことには批判できないので、3月28日泉崎の旧琉球新報本社ビル5階の元「1フィート運動事務局」に出かけ、「記念誌」を1部貰うことにした。 その入口にはなんと解散したはずの「沖縄戦記録フィルム1フィート運動事務局」の看板がそのままデンと置かれ、中には石川元平と女子事務員が電卓で何やら帳簿をイジくっている。
ぼくが入室して「記念誌をくれないか」と言うと、石川は不快感を丸出しにして「君にはやれない。 君は邪魔ばかりしている。 私は忙しんだ、出て行ってくれ」と言う。 ぼくは「ほう、帳簿の誤魔化しで忙しいのかい」と皮肉を言うと、石川は気色ばんで「ここは私が家賃を払っているんだ。 出て行ってくれ。」と言う。 ぼくが「君は一体いくら1フィートに払って権利を買ったのか」と質問すると、「そんなことを君に言う必要はない。 さあ、出て行ってくれ。」 ぼくは更に「君らが使っている電話は君らが30年前に盗んだままだ。 ぼくが1フィートを創ったら、乗っ取られたんだ。 返してくれないか。」と突っ込むと、 石川は「君が12月27日に言ったことは嘘だ」と更に声を荒げる。 ぼくは「そうか、君らの態度はこれではっきりした」と言って記念誌も得ずに部屋を出た。
記念誌のことは気にならなかった。 気になるのは、画家の小橋川肇が善意で作ってくれた看板と電話だ。 この2つは小さいが、1フィート運動の犯罪のシンボルだ。 赤字倒産した1フィート運動の借金を埋める形で1フィート運動の看板と権利をそのまま使い続けることは目に見えている。 彼らは間もなく「1フィートを若者たちが継続」の名目で記者会見を開くだろう。 道具は揃っている。 まだ公表されていないNHKから贈呈された660本の沖縄戦DVDが隠されているのだ。 これを利用していくらでも「反戦平和」のDVDが作れる。 これこそ石川元平と偽善者仲間が狙っているということだ。
これは正に「大犯罪」だ。 金も名声も得られるというわけだ。
─つづく