上原正稔日記

ドキュメンタリー作家の上原正稔(しょうねん)が綴る日記です。
この日記はドキュメンタリーでフィクションではありません。

赤犬子とエイサーの語源

2013-10-01 09:21:27 | ウチナー口の秘密

赤犬子とエイサーの語源

音楽の始祖として崇められているアカインコは赤犬子と綴られ、定着している。だが、赤い犬の子と音楽がどう結びつくのか、誰も疑問に思ったことはないらしい。これも梵語のサンスクリットにより見事に解明される。アカは「arka」(アーカ)で太陽のことだ。アカという地名がいくつか見つかるが例えば阿嘉島はアーカ島で「太陽の島」という意味だ。インコの解明にはかなり、手こずったが、ついに発見した。「」(エーナンカ)だ。エーナンカとは月のことだ。つまりアカインコの語源はアーカ エーナンカで「太陽と月」という、いかにも詩的な名だったのだ。「太陽と月」という名の歌人が音楽を始めたということであれば納得できるが、赤いインヌクァ(犬子)が音楽の始祖では「歌」にもならない。

エイサー、エイサー、ヒヤルガ、エイサーと数百、いや数千人の若者たちがパーランクーを勇壮に打ち鳴らして踊るエイサーの季節は終わったが、エイサーという言葉の意味を誰も知らない。

エイサーとは梵語の「aiśya」(アーイシュヤ)すなわち「シヴァ神の力」を讃える言葉だ。サンスクリットの「ai」はアーイと長音であることを知ろう。エイサーが神を讃える言葉だと知れば、来年からもっと心のこもったエイサー祭りが見られるだろう。

パーランクーはサンスクリットではなく、中国語だ。その綴りは誰も知らない。いや、知ろうと努力しないのだ。先ず、読者もちょっと中国の辞書を調べてみよう。答えは2,3日後にこのブログで明かすことにしょう。

 

 


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1 コメント

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Unknown (morgallz)
2015-07-28 23:30:25
すごいですね…
沖縄は異神も受け入れる文化なはずなので
エイサーは受け入れられるのでしょう

このようすだと
ウチナーや オールもなにかちがういみがみえかくれしていしうですね
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