上原正稔日記

ドキュメンタリー作家の上原正稔(しょうねん)が綴る日記です。
この日記はドキュメンタリーでフィクションではありません。

第2回控訴審について

2013-05-16 09:29:06 | 告知

 

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5月30日に結審があります。 

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ぼくを応援してくれている皆さんに心より感謝申し上げます。 

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【金融機関】 ゆうちょ銀行
【口座番号】 記号:17010 口座番号:10347971
【名  義】  サンゼンカイ
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ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込の場合 
【金融機関】 ゆうちょ銀行
【店  名】  七〇八(読み:ナナゼロハチ)
【店  番】  708
【口座番号】 普通:1034797
【名  義】  サンゼンカイ  


 

いよいよ5月30日に第2回控訴審はおそらくは結審になります。

その根拠は今泉裁判長は第1回控訴審で

既に結論は決している」と明言した。

 

裁判は終わりに近づいているが、ダメ押しで以下の文書を裁判所に提出した。

 

 

 

 

 


沖縄人とは何か ─米人医師の分析─ 11

2013-05-15 09:28:47 | 沖縄人とは何か ─米人医師の分析─

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前回の続き

 ジェイムズ・マローニー医師の分析した「沖縄人とは何か」はこれで終わる。賢明な読者は既に気づかれておられるだろうが、第10話は極めて重要な物語である。日本人と沖縄人がどう違うのか、明瞭に示してくれたばかりでなく、戦争の中で沖縄人が正気を失わず、人間のあるべき姿を見せてくれたことを伝えている。しかも、沖縄の母親たちの無心で献身的な子育てにより、健全な成人がはぐくまれ、世界平和が達成されるのだ、と断言している。沖縄人こそが世界平和の希望だ、と結論している。世間が信じているように沖縄人が「戦争の哀れな犠牲者」ではなく、力強く生き残ったことを明確にしてくれた点で大きな意義がある。

 筆者はこの数年ひとりで沖縄戦のフィルムを集め、フィルムの中の沖縄人の老人たちの超然とした姿と子供たちの曇りのない笑顔の謎を解明しようとしてきた。その答えをマロー二ー先生が与えてくれたのだ。筆者は心理学や民俗学には全く無知で、精神科医師のジェイムズ・マローニー先生の分析で沖縄人の糟神の強さがこうした形で証明されたことに驚いている。

 ただ、ルース・ベネディクトの「菊と刀」が日本人の正体を見事に暴いたことに感心し、民俗学に一目を置いていた。しかし、これまで「沖縄人しについて科学的にメスを入れた論文にはついぞ出会うことはなかった。今、マロー二ー先生が明快に示してくれた。沖縄人はすばらしい民族だということを。沖縄人はこれまで自分たちのことを余りにも軽んじてきたのだ。

 「唐の世から大和の世、大和の世からアメリカ世、アメリカ世から大和の世」という歌の文句があるが、その句には大事なものが抜け落ちている。「ウチナー世」だ。故西銘順治さんは知事時代、朝日新聞記者の質問に答えて、「沖縄の最大の問題は日本人になろうとしてなれないことだ」と言った。だが日本人になる必要はない。日本人と沖縄人は違うということを認識すればよいことだ。その認識に立って筆者は生きてきた。そして沖縄戦の中の人間を見つめてきた。

 残酷なはずの戦争の中に美しい、信じられない物語が存在することを知った。グレン・スローター、グレン・ネルソンと一緒に沖縄人数千人を救出した米須精一さん、深い井戸の底に隠れていた数十人の住民を救出した宮城清英さん、数百人の住民が潜む轟の壕を爆破しようとするアメリカ兵に涙を流して止めてくれと頼み、全住民を救出した玉城朝子さんらの話は氷山の一角にすぎない。すばらしい沖縄人たちが無数にいた。だが、これらの物語も人との出会いがなければ、生まれない。

 二〇〇四年、沖縄県平和祈念資料館のウチナーンチュ島袋記美子さんから依頼を受けて、「そしてぼくらは生き残った」という映画を作った。その時、編集してくれたのが沖縄テレビの山里孫存ディレクターだった。彼は正に映像の魔術師だった。見事な作品をつくり上げてくれた。フィルムの一本一本はそれだけでは無味乾燥なものだが(それに意味を加えて感動を与えるものにするのがテレビ・ディレクターの仕事だ。山里は多くの賞を手にしたが、いささかもおごる所がない。本当のウチナーンチュだ。実を言えば、このシリーズの添付写真 すべは全て彼がフィルムからおこしてくれたものだ。遅くなったが、読者と共に二ヘーデービルと感謝する。

 今は確かに生き難い時代だ。だが、若者たちは世界に飛び出して人生を諏歌している。忘れてならないのは、戦争の哀れな生き残りだ、という感傷を捨て「世界のウチナーンチュ」として誇り高く生きていくことだ。 これでこの物語は終わるが、すばらしい沖縄人─ウチナーンチュは戦争の時だけでなく、今も無数に生きている。そうそう、筆者の物語を読んでくれている読者もその一人だ。贄(二へー)デービタン。

(おわり)

 


沖縄人とは何か ─米人医師の分析─ 10

2013-05-14 08:28:19 | 沖縄人とは何か ─米人医師の分析─

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前回の続き

 生まれた直後からナチズムや帝国主義を植え付けられた者は絶えず取り調べて、検疫を通さねばならないだろう。つまり、手遅れにならないうちに断固たる措置を取ること、が要請されているのだ。

 世界平和への長期計画を達成するには、精神的に健全な成人を育てることを忘れてはならない。工ーリッヒ・フロムはその著書「自由からの逃避」の中で指摘しているが、マゾ(自虐)傾向の者が無自覚のまま権力と一体化した場合、その者は崇拝する権威者が権力を失えば、新たな権威者を探して崇拝するものだ。新たな権威者と一体化すれば、かつての権威者を嘲り、非難する。その権威者のメンツを損なうことまでやるのだ。

 戦後の日本とドイヅでも似たような状況が生まれるだろ。つまり、連合国の権威者と一体化することになるだろう。

 (マロー二ー先生が予言する通り、敗戦後日本人はマッカーサー元帥を天皇に代わる権威者として崇拝し、内乱も暴動もなく、戦争放桑の憲法を制定して「平和的」国民となった。だが、朝鮮戦争で北朝鮮を支援する中国に原爆を落とそうとまで主張するマッカーサーがトルーマン大統領に罷免され、アメリカ議会で「われわれ西洋人が四十五歳だとすれば、日本人は十二歳の子供だ」と本音を吐き、日本人がマッカーサーを崇拝することはなくなった)

 連合国が車を運転している限り、後部席に乗っている敗戦国の客はおとなしく運転手に運命をまかせることになる。

 屋嘉の捕虜収容所には、およそ四千人の日本兵捕虜がいたが、徐々に猫のようにおとなしくなり、アメリカ軍つまり飼い主に尾を振るようになった。しかしながら、連合国の監督や影響力が終われば、生え抜きのナチ信奉者や日本帝国主義者は新たな地域の扇動政治家の下に集結するだろう。

 もしも沖縄で観察されたように、母親の献身的な無心の子育てにより精神的に健全な成人がはぐくまれるのなら、少なくとも理論上は世界平和が達成されるだろう。科学的裏付けのある、母親による正しい子育てと正しい子供のしつけを実行に移すことによって、新しい形の成熟した集団共同社会を築くことができるだろう。

 この集団共同社会は独立した糟神的に健全な成人たちの集団でなければならぬ。沖縄人は疑いもなく証明した。人は糟神的に健康な成人に育てられるということ、そして戦争が荒れ狂っても正気を失わずにいることができるということを示してくれた。

 文明が生き残るためには、我々は最終的に何らかの実施可能な集団共同社会を達成せねばならない。我々はどこにいるか分からない敵から自分の身を守るために、いつも注意を怠ってはならない。どこにあるか知らない小さな国の安全が崩れると、全世界の安全が崩れることになるかもしれないのだ。

 世の中で何が起きているのか、何が危険なのか、全く知りようもなく、母親だけが頼りの年端もいかない子供が暴力を受けて、精神的に歪んでしまうと、心配性で、情緒不安定で、子供っぽい成人になってしまう。よく見られることだが、彼らが恐怖を鎮めようとすることが、逆に姿を変えて攻撃的になる。不安になり、周囲の状況を把握するのに精神病的傾向が強くなる。彼らは欲求が抑えられなくなり、自己本位になる。学校ではいじめっ子になり、社会ではごろつきになり、すぐけんかを始める。このようなごろつきが増えると、その国はごろつき国家となり、戦争を始めるのだ。

─つづく


沖縄人とは何か ─米人医師の分析─ 9

2013-05-13 09:27:42 | 沖縄人とは何か ─米人医師の分析─

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前回の続き

 沖縄人は日本兵にペコペコ頭を下げているが、ここで重要なことは、子供は学校に行くようになるまで帝国主義の影響を直接受けていないということだ。入学するまでに子供は少なくとも五歳になっている。

 学校での軍国主義教育の証拠を私は金武で目にした。校舎の屋根のてっぺんに円屋根の頂塔があったが、それは槍の訓練の時、突き刺す方向の目標となるものだった。天皇の写真(御真影)を後生大事に飾り、生徒たちが天皇の顔を見ずに、頭を下げるよう命令されている場所(遥拝所)も残っていた。生徒は全て軍服に似た制服を着ていた。

 しかしながら、生後五年間子供は母親のそばにいて帝国主義から守られていた。子供の両親は帝国主義者ではなく、表面的にその場しのぎで帝国日本に忠誠を誓っていた。五歳になるまで家庭で軍国教育から守られていた子供の性格の基本はしっかり形成されている。その後、起きることの性格形成に及ぼす影響はメッキを重ねるだけのものであり、多かれ少なかれ容易にはがれるものだ。

 第三章 沖縄の精神から学ぶべきこと

 心理学と民俗学の観点から沖縄人を分析して判明したのは、戦時下の沖縄人の精神から学ぶべきことが多々ある、ということだ。その意義は極めて大きい。子供が生まれてから数年間の母親の純粋な子育てによって精神的健康をはぐくむことの重要性はこれまで余りにも無視されてきた。科学的発見、新発明、法律制定などは確かに一般的生活環境を向上させるものであるが、それにもかかわらず、欲求不満の種が人間界から駆逐されることは決してないだろう。

 だが、私が沖縄人の母親たちから学んだことはこうだ。人間一人一人はどれだけ精神的外傷を受けても、自我の崩壊(自分を見失うこと)もなく立ち直れるほど精神的に強くなれる、ということだ。

 戦争情報局はドイツは非ナチ化することができると公表している。もし、この主張が、成人になってからナチ思想を刷り込まれたドイツ人のことを言っているなら、私も“その通り”だと同意する。薄いメッキはすぐはがれるものだ。

 しかしながら、この主張が、生まれた時からナチ化されてしまったドイツ人のことまでを言っているのなら、私は同意しない。根っからのナチ信奉者を非ナチ化しようとすれば、激しい抵抗に見舞われるだろう。あるイエズス会の修道士が言っている。“七歳まで子供を私に預けるなら、その子を生涯敬虔なカトリックにしてやれる”

 私はこうした実例を目にしてきた。自分の意思でカトリックを放棄した“カトリック離れ”の人間はカトリック気質を抜けられないものだ。彼の行動パターンは教会の教えに違反したことにたじろぐか、そうでなけれぱ、とりつかれたように教会のすべての教えに背くか、どっちかだ。彼のこうした強迫観念によって権威に対して反動や抵抗したりすることが起きる。

 もし彼が捨てたカトリック教が攻撃されたら、彼がカトリック教のために立ち上がることがよくある。そして死の直前、子供のころの信仰に立ち戻ることがしばしばだ。これと全く逆に、精神分析治療に長年かたくなに抵抗し続け、その神経質な性格に何の好転も見せなかった例もある。

 皮肉にも、このイエズス会の格言はナチ信奉者と日本帝国主義者にもピタリと当てはまる。“子どもが七歳になるまで俺に預けてくれれば、その子を生涯立派なナチ信奉者にでも日本帝国主義者にでもしてやれる”ということになる。

つづく


沖縄人とは何か ─米人医師の分析─ 8

2013-05-12 08:26:59 | 沖縄人とは何か ─米人医師の分析─

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前回の続き

 もう少し自殺の心理を分析しよう。

 ユダヤ人はサド・マゾ・コンプレックス(加虐性と自虐性の両面を持つ自殺)を執行する時、より現実的な方法をとる。もちろん、彼らも泥沼にはまり込むが、抜けられないわけではない。割礼の儀式で彼らは“置換法”つまり“部分自殺”を行う。彼らは白分の体の一部を切り取り、生け贄としてエホバの神にささげ、その代わり“命”を授けられる。

 自殺の持つ“権力”についてアフリカのアシャンティ族はある程度明瞭にしている。アシャンティ族は権威者と一体化する形の自殺を禁じている。彼らは“自分を殺す”ことは王様の権限を奪うことだと、考えている。アシャンティ族には、この王権に対する侮辱を“元に戻す”方法がある。彼らは死者に対する裁判を開き、王権に対する反逆罪で死者に有罪を宣告する。死者の肉体は切り刻まれ、最後に首が切られる。王様だけに“剣をふるう”権限がある。

 日本人はあらゆる民族の中で最も現実的である。彼らは自己を完全否定することで権威者天皇と一体となる。実際、彼らは完全に自分を殺す。天皇のいる皇居に向かい、“天皇陛下万歳”と叫び、儀式に花を添える。

 “一億総玉砕”の糟神、すなわち全員が自殺の衝動に駆り立てられている日本人の心理に対し沖縄人の心理はかけ離れている。日本軍前線の背後に長期間いたひとりの沖縄人は日本兵に自殺を命令されても自殺しなかったが、その理由を尋ねたところ、彼はあっさりと答えた。「死にたくなかっただけだ」CIC対敵情報機関のメンバーが極めて興味深い事件について語ってくれた。日本兵らに感化された父親が二人の娘たちを殺してしまった。日本兵らはこの父親に「アメリ力人は娘たちを強姦し、切り刻み、殺してしまう。だから自分で殺せ」と言ったのだ。彼白身は自殺寸前、アメリカ兵に取り押さえられ、保護された。アメリカ兵の親切で、思いやりのある待遇に接し、彼は日本兵に激しい憎悪の念を燃やした。

 ある日、彼はアメリカ軍の、手りゅう弾を盗み、日本兵捕虜収容所に投げ込んだ。数人の日本兵が死に、彼は復讐を果たしたのである。さらに、沖縄人が自殺を嫌う多くの実例が日本軍陣地から脱走し、わが家に戻ろうとした沖縄人防衛隊員の行動に見られる。夜間通行し、アメリカ軍警備兵に殺された者も少なくない。ある夜、石川の軍政府キャンプに十人の防衛隊員が侵入してきた。そのうち一人が殺された。翌日、軍作業員の中に紛れ込んでいる三人の防衛隊員が見つかった。彼らは戦争が終わるまでアメリカ軍の保護を求めた。

 日本人は得意のだまし討ちの手口をとる傾向が強いが、沖縄人はそんなことはない。沖縄人軍労務者はアメリカ人のそばでおの、つるはし、なた、バールを手に働いている。アメリカ兵に囲まれたり、肩を並べて仕事をしているが、アメリカ兵はおおらかな国民性から警戒を緩めることが多い。沖縄人はいつでもアメリカ兵のカービン銃を奪おうと思えば奪うことができる。私は何度も沖縄人がカミソリでアメリカ兵のひげをそっているのを見たことがある。日本人はアメリカ人のすきを見てしばしば襲いかかり、揚げ旬の果て殺されてしまうが、沖縄人はアメリカ兵を襲い、自分の命を捨てるようなことはしない。日本人の帝国主義的精神は沖縄人にはそれほど厳格に植え付けられていない。日本人は沖縄人を見下し、搾取し、沖縄人に役立つことは何一つやっていない。人々は重税に苦しみ、収穫した米は没収され、軍用に回される。日本軍は沖縄人にペコペコ頭を下げるよう強制していた。アメリカ人が占領を続けるうちに、この平身低頭の姿は少しずつ見られなくなった。

つづく


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