新兵器は切り札にならない事を実感した反射衛星砲

 宇宙戦艦ヤマト最初のヤマ場が冥王星基地の攻防戦だろう。

 冥王星はガミラスの前線基地だし、ここから遊星爆弾が地球に向けて発射されて
いたのでヤマトも ここを撃破する必要があった。


 それに対しガミラスも劣等民族と見下している地球の戦艦が太陽系を離れて
行く事については冥王星前線基地の面目にかけても阻止しないといけなかった
のだ


 そこで冥王星に導入されたのがガミラスの反射衛星砲だ。

 2199では少し設定が変わっているがオリジナルではシュルツが‘ヤマトの
波動砲よりも射程距離は短いが威力は上’と語っていた。

 ところがオリジナルでは3発も直撃を受けたにも拘わらずヤマトは冥王星の
海に沈んだものの木星の浮遊大陸のように大爆発する事がなかったので、
とんだ新兵器だったわけだ。

 基本的に日本のヒーロー作品では新兵器が導入された時に‘試作品だから
しくじるな’と開発者のアドバイスを受けながら、絶大な威力を見せて不利な
戦況を一変させる大逆転兵器という扱いになっている。

 ところが実際には新兵器は導入するもののたいした戦果は挙げられず、その
データを分析しながらバージョンアップしていくというもの。

 ヤマトの反射衛星砲は正しく その事例を実証しているし、後の七色星団に
おけるドメル艦隊との決戦で波動砲発射口に射ち込まれたドリルミサイルが
逆回転して止めを刺しに行った戦闘空母に命中すると その爆発に巻き込まれ
旗艦のドメラーズ2世以外は全滅するシーンがあった。

 当時TVで見ていた我々は あまりの呆気なさに唖然としたものだったが科学
的には正しい現象だったわけで、反射衛星砲の件でもリアルな視点では正しい
という事になる。

 

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