悪役が魅力的な007シリーズだからこそ

 BS‐TBSで最近OAされている007シリーズが18日のネバーセ
イ・ネバーアゲインでショーン・コネリー版が終わった。

 とはいえ途中にジョージ・レーゼンビー版である女王陛下の
007があったので両者のバージョンを比べて見る事になるのだ
が、やはりショーン・コネリー版の方が面白いと思えるしダイ
ヤモンドは永遠にで一旦復帰する事になったのが分かる。

 どうしても女王陛下の007では主役のジョージ・レーゼンビー
が新人だったという事もあってブロフェルド役のテリー・サラ
バスやボンド夫人を射殺する女幹部イルマ・ブントを演じたイ
ルゼ・ステパットら悪役の方がインパクトが強かった。

 007シリーズの魅力は何といっても主役以外に敵役であるスペ
クターのボスや殺し屋というのが定番で、特にショーン・コネリ
ー番の時には顕著だから彼らに負けない存在感が絶対に必要だ。

 ジョセフ・ワイズマン演じるドクター・ノオから始まりロッテ
・レーニャ演じるローザ・クレッブやゲルト・フレーベ演じる
ゴールドフィンガー、アドルフォ・チェリ演じるエミリオ・ラル
ゴにドナルド・プレザンス演じるブロフェルドなど風貌からして
目に浮かぶ。

 また殺し屋も腕時計の竜頭に仕込んだワイヤーで絞殺するレッ
ド・グラントを演じたロバート・ショーや、刃を仕込んだシルク
ハットを投げつけるハロルド坂田演じるオッドジョブらが印象深
く悪役の重要さを実感させている。

 ショーン・コネリーがボンドを演じていた時には彼ら悪キャラ
との戦いでは感じなかったのが、ジョージ・レーゼンビーになる
と一気に物足りなさを感じたわけだ。

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