モハメド・アリ対アントニオ猪木戦について

 今日は6月26日、31年前の今日はモハメド・アリ対アン
トニオ猪木戦が行われた日だ。
 当時現役の世界ヘビー級王者がプロレスラーと試合を
するという事で、かなりの話題を呼んでいた。
 私は中1で土曜日だったという事もあり学校から飛ん
で帰りTVにかじりついて観たのだった。
・・・・・んで結果は・・・というと引き分け。
 ただし15Rフルに戦って45分間、猪木は寝転がってア
リの太腿にローキックを見舞うのみという単調な展開に
‘なんじゃこりゃ!’とガッカリしたのを覚えている。
詳細についてはコチラ

 翌日の新聞には「世紀の凡戦」「史上最大の茶番劇」
などと言われ酷評された。
 ただ後からルールを聞いてみると投げ技、関節技、上
半身へのキックは禁止、寝技は10秒以内という事で猪木が
できたのは9秒間寝転がってローキックを打つぐらい。
 プロレスラーの猪木がアリ陣営の要求をほとんど飲んだ
ための試合だったが、ある意味これこそが真剣勝負だった。
 というのも現在行われている総合格闘技などを見ていると
間合いを計ってにらみ合いが続くというのが多々あるのだが
ショー的な要素の高いプロレスに慣れていた当時の観客に
とっては退屈極まりないものだったろう。
 
 試合中に軽やかにステップを踏んでいたアリが、試合後に
ホテルのエレベーターに乗ったとたんにローキックのダメージ
で倒れ膝の裏に血栓症を発症して入院するハメになって防衛戦
も延期された。
 一方の猪木もローキックを蹴りつづけて足の小指を骨折
したらしい。

 これこそが真剣勝負の何よりの証だろう。

 真剣勝負ながら見た目にも派手な展開の試合を見れる確率は
かなり低いのだ。
 だからバ・カ○ダ兄弟の試合が心有るファンから酷評される
のは、‘真剣勝負はショーアップできない’という鉄則を無視
してショー化しているというのが理由の1つなのだ。
  
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コメント
 
 
 
真剣勝負だった (屯田兵幸雄)
2007-06-27 18:35:20
と言うヒトもいれば・金出して観る試合かと酷評するヒトもいる。



この試合で猪木サンは莫大の借金を作ったが



世界には顔を売った!



全ては馬場サンを越えるためにしでかした事だ。



猪木サン今の新日本の連中に猪木サンがした事をさせようとしたけど、



あれは猪木サンだから出来たのであって



痛いから嫌!



と武藤選手は全日本にいっちゃった
 
 
 
猪木ならでは (こーじ)
2007-06-27 23:11:29
>屯田兵幸雄様
 このあとに猪木はパキスタンでアクラムの腕を折るのでしたね。
 莫大な借金はしたものの名前が売れたので異種格闘技戦はその後かなりのドル箱になりましたね。
 こういう事は猪木しかできないでしょう、他の者にやれと言っても無理ですよ。
 
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