ゴロフキンが やって来た!


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20220331-0317

 昨日17時過ぎの便で、IBFミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキ
ンが来日したニュースが報道されていた。

 さいたまスーパーアリーナで4月9日にWBAミドル級スーパー
王者の村田諒太と対戦するためで、昭和30年代ならば王者はおろ
か挑戦者の来日も大々的に報道していたのが
昨今のボクシング界
では世界タイトルマッチが数多く開催されているため今では対戦
相手の来日も大々的に報道される事はない。

 ところが今回来日し日本人の世界王者・村田と対戦するゴロフ
キンは元3団体統一世界王者でWBA19度・WBC8度・IBF4度という
防衛回数を誇る歴史に残るスーパー王者なのだから、90年の統一
世界ヘビー級王者マイク・タイソン以来の大物王者来日という事
になるわけで日本到着もニュースになるのはさすがだ。

 男子柔道の最軽量級は60㌔でボクシングでいえばライト級だが、
このクラスあたりから世界的に選手層も厚くなるわけで世界タイ
トルの価値はフェザー級以下とは比べ物にならない。

 正直言って日本ではボクシングと言えばフライ級を中心にした
世界的には超軽量級が主戦場になるので、対戦する相手もアジア
圏や中南米圏が中心になっており欧米の選手との対戦は少ないの
が現状だった。

 昨年末から年始にかけてWOWOWでは中量級黄金の80年代の
特集がOAされており、シュガー・レイ・レナードやトーマス・
ハーンズにロベルト・デュランとマービン・ハグラーの中量級
スーパースター四天王による凌ぎの合いは凄まじいものがあった。

 今回来日したゲンナジー・ゴロフキンは、これら四天王に匹敵
するスーパースターである。

 ライト級以上のスーパーが付かない正規階級で日本人選手が対
戦した王者と言えば76年10月に日本王者・辻本章次相手に初防衛
戦を行ったWBAウエルター級王者ホセ・ピピノ・クエバスで合計
11回防衛に成功している強打者、そして89年12月に尾崎富士夫が
挑戦したWBAウエルター級王者マーク・ブリーランドで通算4度
の防衛に成功しており84ロス五輪金メダリストでもあった。

 クエバスは80年8月にトーマス・ハーンズに2RKO負けしてタイ
トルを失っているし、ブリーランドはポスト・レナードと言われ
ウエルター級スーパースター候補だったのだが顎の弱さを露呈し
中量級四天王レベルまで達してない。

 過去に先述した中量級四天王のようなスーパースターが来日し
てないのは対戦できる日本人選手がいなかったからで、そういう
意味で村田諒太はロンドン五輪金メダリストで世界王者という肩
書があるのでこういうスーパースターとの対戦ができるわけだ。

 当然ながら予想はゴロフキン圧倒的有利だろうが、ゴロフキン
を日本のリングで見られるだけでもファンにとってありがたい事
だろうし村田諒太や帝拳ジムには感謝したいと思う。

 

 

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