ブレーザーの地球防衛隊GGFは

　ウルトラマンブレーザーに登場する防衛チームSKaRDは防衛組織
GGF日本支部のハルノ レツ日本支部司令部参謀長によって創設され
た組織で、GGFの他の部隊とは独立した作戦行動を取る事を許可さ
れており怪獣の動向を分析・調査し直接行動によって排除する権限
を持つ。

　ヒルマ・ゲント隊長率いるSKaRDは優秀な組織である事は言うま
でもないが上部組織GGFとの関係は決して友好的ではない感じで、
怪獣を倒せないとハルノ参謀長から‘次はないぞ’などと解散をチラつ
かされたり終盤では参謀長が謹慎&解任されるなど事あるごとにプ
レッシャーをかけられていた。

　そのプレッシャーをかけるGGF＝地球防衛隊は決して有能とは思
えない組織で、お役所的な雰囲気が蔓延している感じだった。

　つまり1話目の対バザンガ戦で弱点を間違って指示したのを皮切り
に作戦失敗の尻拭いをSKaRDに押し付けるような話もあったし、V99
情報を秘匿し探っていたアオベ エミをヴァラロンと交戦している最
中にも拘わらず捕獲して拘束するなど非常時でも構わず的なところ
など典型的ではないか。

　もっともSKaRDに比べGGFは規模も大きく、こういった組織は実際
お役所的な価値観で動くのはリアルになればなるほどあり得る話。

　むしろウルトラセブンの地球防衛軍や平成ウルトラのティガやダイ
ナに登場する地球平和連合TPC、ガイアの対根源的破滅地球防衛連合
G.U.A.R.Dらの上部組織が物分かりのいい組織だったという事だろう。