侵略宇宙人との会話に ついて

 ウルトラマンの16話・バルタン星人編では科特隊のイデ隊員が
開発した宇宙語翻訳機・パンスペースインタープリターで、バルタ
ン星人の地球侵略メッセージを解読するシーンがあった。

 次番組のウルトラセブンは対侵略宇宙人という設定だったため敵
である侵略宇宙人達は普通に喋っていたのだが考えてみれば人類と
宇宙人との間でのコミュニケーションは難しく、ウルトラマンまで
は科特隊が宇宙人とのコミュニケーションを取るのに先述した宇宙
語翻訳機を使ってというのが最もポピュラーだった。

 そもそも侵略宇宙人と人類が最初にコミュニケーションを取った
のは57年の地球防衛軍が最初で、この時はミステリアンがいかに
も翻訳機を使っているような喋り方をしていたのが印象深く同時に
モゴモゴと聞こえる言葉がミステリアン本当の言語だと理解してい
る。

 続く宇宙大戦争の遊星人ナタールも翻訳機越しの喋りで実際には
ミステリアンのように面と向かい合っての会話はなく、怪獣大戦争
のX星人も通常は日本語で喋っていたのが都合が悪くなると自分達
の言語で喋っており地球人には理解できなかった。

 ウルトラQ最初の侵略宇宙人・ケムール人はXチャンネル光波で
神田博士とコミュニケーションを取っていたしガラモンを操る遊星
人は人間体では喋るものの正体を表してからは全く喋らず、せいぜ
いボスタング編に登場したルパーツ星人のゼミが人間体で万城目達
と会話していたぐらい。

 続くウルトラマンでは最初に登場したバルタン星人に対しイデが
宇宙語で話しかけようとしたものの途中から硬直したアラシの体に
憑依してハヤタ達と会話をしていたのが、次から宇宙語翻訳機が出
てきて星人のメッセージの翻訳に成功した。

 その後ザラブ星人が自ら小型の翻訳機を作って科特隊の隊員達や
宇宙局のトップ達と会話をしていたし、ハヤタとの会話では‘好奇
心は身を滅ぼす’という地球の諺まで使っていた。

 つまりウルトラマンの頃までは侵略宇宙人は人間体では日本語を
喋る能力があるものの、正体を表すと会話ができないという設定に
なっていたのだがセブンから星人体でもお構いなしに地球人と会話
するようになっていたようである。


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