令和初の横綱昇進への挑戦権を得た貴景勝


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp1-201122-202011220000511

 コロナ禍の影響で本来の九州から両国国技館で開催された今年の
大相撲11月場所は場所前に白鵬&鶴竜という両横綱が休場しただけ
でなく、朝乃山と正代の両大関までが休場するという異例の事態の
中で唯一の大関である貴景勝が本割で小結・照ノ富士に敗れて2敗
で並ばれたものの決定戦で勝ち2年前の九州場所以来2度目の優勝を
飾った。 

 優勝インタビューで貴景勝は‘大関に昇進して悪い事ばかりだった’
と語っていたように18年の九州場所で小結の番付で初優勝したのを
きっかけに、昨年春場所後に大関に昇進したもののケガのため休場
が続き一旦大関から陥落するなど大関としての7場所で2桁勝利は2
回のみとケガの影響もあるだろうが先場所は正代が大関に昇進する
など影が薄い存在になってはいた。 

 とはいえ新大関で迎えた夏場所の御嶽海戦で右膝のケガで休場し
たのだが、もともと押し相撲は膝をケガすると厳しいところがある
のでケガを圧しての無理があったのも事実。

 とりあえず先場所12勝したのが初場所以来の2桁勝利で大関とし
ては2度目の2桁という事を考えると、そろそろ膝の調子が回復して
きたのかもしれない。

 今場所は9日目に翔猿に敗れたものの14日目まで1敗でトップを
走ったのもいい経験になるだろうし、その翔猿戦でリズムが崩れ
なかったのも押し相撲力士は一旦リズムが崩れると立て直しが大
変という説を打ち消したのも大きい。

 以前は合い口が悪かった高安や御嶽海にも快勝しているのを見
ると、特に御嶽海への苦手意識もなくなってきたようだ。

 こうなると白鵬&鶴竜の両横綱が休場がちな事もあり新横綱の
誕生が待望されるのだが、13勝2敗という成績での優勝だから来
年初場所が横綱へのチャレンジ場所という事になるだろう。

 マワシを取らず押しに徹する独特のスタイルは先述したように
安定感を欠きがちではあるが、押しを極めたスタイルの横綱が誕
生するのかというのも楽しみに見ていきたい。

 

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