カメラマン・保呂草に ついて

 Ep19にはゲストキャラとしてカメラマンの保呂草と助手の潤平にモデルの
七夏の3人組が登場する。
 先輩後輩の男2人に、女が1人といえばウルトラQの主役で星川航空の
パイロット・万城目淳と助手の戸川一平、そしてカメラマンの江戸川由利子の
3人組を思い出す。

 他にはウルトラマンガイアのTV局KCBのTVクルーディレクター・田端健二と
カメラマンの井上倫文、レポーターの吉井玲子の3人組も記憶に新しい。

 今回の3人組も円谷作品伝統のトリオという事か。

 ガイアの3人とネクサスの3人を比べてみると・・・・

  助手の井上倫文と潤平。
 倫文が撮影カメラマンの腕は一流なのに対し潤平はアシスタントで駆け出しのため失敗して保呂草から怒鳴られているものの、仕事への情熱はすばら
しいものがある。

 こうしてみると仕事のキャリアでは差があるものの、同じようなキャラに
なっている。

 次にヒロインの吉井玲子と七夏。
 玲子は人気キャスターだが大きな失敗をして田端班に飛ばされていると
いう設定で、当初はメイクばかり気にしている天然系だった。

 一方の七夏もグラビアアイドルだが同じく仕事に対する倦怠感からか、今
ひとつ乗り切れてなく偶然遭遇した姫矢を宇宙人呼ばわりするなど天然系の
イメージだ。

 ちなみに吉井玲子のイメージは七夏を演じた吉井玲という話もある。

 一番違うのがリーダーである田端と保呂草。

 田端が熱血ディレクターで ある意味 主役でもいいキャラだったのに対し、
保呂草は熱はあるものの鬱屈している感じなのだ。

 七夏専属のグラビアカメラマンと呼ばれているのが不満で、本当は姫矢の
ような真実を伝える写真を撮る仕事をしたかったようだ。
 だから七夏を撮影する時もグチをこぼしながらやっていたようだが姫矢を発見し、これまでの自分がやりたかった事を思い起こす事になる。 

 そしてゴルゴレムとナイトレーダーの攻防戦を撮影して世間に公表しよう
としたのだが、姫矢は純粋に世間の目が届かないものを写真で暴いて世界
中に公表しようとしたのに対し 保呂草はゴルゴレムとナイトレーダーの
戦いを公表する事によって自らの栄光を得ようとしたと思われる。

当然こういった野心的な考えのキャラは
自滅する。

 ちょうどウルトラセブンでウルトラ警備隊の準隊員のアオキがモロボシ・
ダンを出し抜いて栄光を得ようとして失敗して命を落としたように、保呂草も
ゴルゴレムから最後まで逃げずに撮影をしていて捕食されてしまう。

 愛用のカメラを残して・・・・・

  こうして見ると保呂草は田端よりもアオキと似ているのかもしれない。
 チャンスを渇望する保呂草と、あらゆる項目でウルトラ警備隊の隊員達を
上回りながら正隊員になれなかったアオキ・・・・・
職種が違うとはいえ意外に似ている。

 ある意味 保呂草は1話のみで退場するには惜しいキャラだったが、やはり
ガイアのKCBトリオに比べると準レギュラーを張るには厳しいものがある。

 どう考えても七夏が姫矢を看病していたとはいえ、玲子と藤宮のように深い
仲になるとは思えない。
 ただしカメラマン・姫矢准の凄さを印象付けるには最適のキャラだったと
思うのだ。

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