日本vsベネズエラのW世界戦は1勝1敗

内山、KOでV7=河野は初防衛に失敗―WBAダブル世界戦(時事通信) - goo ニュース

 今日 東京の大田区総合体育館で行われたWBAのWタイトルマッチでSフライ
級は
暫定王者のリボリオ・ソリスが正規王者の河野公平にダウン応酬の末判定
勝ち、
Sフェザー級は内山高志がハイデル・パーラに5Rボディ一撃でKO勝ちし
7度目の
防衛に成功した。

 つまりWBAの日本vsベネズエラによるWタイトルマッチは1勝1敗という事に
なる。


 GWの5試合のうち最も王座陥落の可能性があった河野だったが4Rまでの
KOが
ほとんどのソリスに対し前半押されながらも2Rに右フックのカウンターで
ダウンを
奪う。

 それでも6Rぐらいからソリスがペースダウンしたのに対し河野は執拗なボディ
ブローで押し込み優勢に試合を進めたかに思えたが、ソリスもコンビネーション
ブローで反撃して迎えた8Rに今度はソリスが左フックのカウンターでダウンを
奪った。

 そして10Rには河野がボディブローを減点に取られ、12Rなどは一方的に打ち
まくったものの判定は0-2でソリスに。

 1人は115-111でソリスだったが残りは113-113と114-112だったので
8Rに
不用意に食ったダウンとローブローの減点が響いた形だ。

 もともと河野は名城信男戦やトマス・ロハス戦を見ても判定になると思ったよりも
ポイントを稼げないタイプだったので、ダウンを喫して減点まで取ら
れると判定的
には厳しいものがあったが敗れた過去の世界戦2試合に比べると
素晴らしいでき
だったし進化しているのが分かるので何とか再起して欲しい
もの。

 一方の内山は挑戦者のパーラが全勝で やりづらそうな相手のようだったし実際に
序盤はジャブをはじめとしたパーラのパンチを度々被弾して‘一筋縄
ではいかない’
という予感がしていた。


 しかし3R途中からパーラのジャブにアジャストし始めた内山はジャブの打ち
わりに右ストレートをヒットし始めると、4Rにはワンツーをヒットさせた
後に連打を
浴びせてチャンスを作り5Rの2分過ぎに左フックを脇腹にめり込ま
せるとパーラは
ダウンして のた打ち回り そのままKO。


 日本のSフェザー級王者は過去に沼田義明・小林弘・柴田国明・上原康恒・畑山
隆則・ホルヘ・リナレスに粟生隆寛といたが、内山の安定度を見ると抜群で
小林
弘らと比べても遜色ないだろうし数字の上では小林弘の6回を抜いた事に
なる。

 KOダイナマイトの異名を取る右だけでなく現WBC王者の三浦隆司には左
一本で
ストップに追い込んだし、前回のブライアン・バスケス戦では嵐のような
連打で倒した
のに続き今度は左ボディアッパー一撃で倒すなど一戦ごとに進化し
続けているのが
分かる。

 残念ながら最大のターゲットであるユーキリス・ガンボアがライト級に転級する
ようなのでガンボア戦が流れたのは残念だが、とりあえず2桁防衛と他の
団体の
王者との統一戦をモチベーションにして勝ち続けて欲しい。


 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
内山は (ある)
2013-05-17 01:39:21
右拳を痛めたようで
骨折・脱臼・組織損傷までは至らないものの、腫れがあって暫く練習で使えないとか。

その辺は毎回心配です。
最近は試合中でも、なかなか力いっぱい打ってる感じがしないし
彼の大きな魅力である「強打」が充分に発揮できるよう、ケアと再発対策に腐心して欲しいですね。
 
 
 
最大の問題かもですね (こーじ)
2013-05-18 00:19:35
>ある様
 やはり内山の最大の問題は拳を痛める事でしょうね。

 とりあえずボディで倒せるようになったのが、いくらかでも拳の負担を軽減する事になればいいと思います。
 
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