ジョセフ・ジャパン価値あるヨーロッパ遠征だった

日本、フィジーに敗れる=ラグビー

 日本時間の26日深夜にフランスのバンヌで行われたラグビー日本
代表ヨーロッパツァー最終戦のフィジー戦で、日本は25-38で敗れ
通算1勝2敗でツァーを終えた。

 前週ウェールズ相手に7万人を越す大観衆の中で終了間際のDGで
30-33と惜敗した日本に対し、イングランドに完敗していたフィジー
だけに勝利を期待された日本だったが32分から通算60分近く退場者
を出すなど1人少なかった相手に4Tを許すなどの完敗だった。

 フィジーはリオ五輪金メダルチームでBK陣にボールを持たせると
個のアタック力が優れたメンバーが揃っており、そういう相手に敢え
てキックを多用した戦術を多用した結果スペースがあると身体能力を
生かせるフィジーの強みを引き出してしまった形だ。

 今回の遠征で対戦したジョージアやウェールズは普通に攻めて来る
ので止められたのに対し、トリッキーなフィジーは止めたつもりがオ
フロードパスなどでつながれてしまうなど対処が難しかったのだろう。

 思えば前年のW杯でサモアと対戦した日本は26-0から63分に1
Tを返され21点差になったものの26-5以降も慎重に堅い試合運びを
見せたので試合後に‘5Tを奪ってボーナスPを奪いに行かないのか’
という記者の質問に対し‘サモアにボールを渡すとあっという間にトラ
イを取られて流れが変わるので勝ちを優先した’とリーチ・マイケル主
将が語っていたのを思い出した。

 つまりフィジーやサモアら太平洋諸国と対戦する時は相手BKにボー
ルとスペースを与えるとあっという間にやられるという事を改めて実感
するものだったし、これを止めるにはチーム戦術の習熟が絶対条件とい
う事を改めて実感したものだ。

 またヨーロッパの長い距離を移動しての3連戦で、前週のウェールズ
との激闘が選手達を消耗させていたとも言えるだろう。

 結果的に1勝2敗ではあったが3年後のW杯に向けて初出場組に
素晴らしい経験を積ませる事もできたわけで、そういう意味では有意
義なヨーロッパ遠征になったのではないだろうか。

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