井岡一翔、強敵相手に快勝し初防衛成功


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20191231-0145

 昨日大田区総合体育館で行われたWBO:Sフライ級タイトル
マッチで、4階級制覇王者の井岡一翔が1位のジェイビエール・
シントロン相手に3-0の判定勝ちで初防衛に成功した。

 挑戦者のシントロンはロンドン&リオ五輪代表と豊富なアマ
チュアキャリアを誇り、8月に江藤光喜との挑戦者決定戦に完勝
して挑戦権を取った実力者で井岡よりも12㎝も長いリーチを武器
にしたアウトボクシングが武器というタイプ。

 だから井岡とすれば懐の深いサウスポー相手にどれだけ自分の
スタイルで戦えるかというのがカギで、昭和の時代に日本人ボク
サーが苦手にしていたイラリオ・サパタやサムエル・セラノに対
する宿題のような感じになっていた。

 試合は立ち上がり挑戦者の長いリーチに悩まされて接近できず
時おりタイミングのいい左ストレートを被弾するなど手こずって
いたのだが、4Rぐらいからボディ攻撃が功を奏して接近できるよ
うになり距離が詰まり始めた。

 しかも左ボディが的確にヒットする度に挑戦者は露骨に嫌がり
始め、効いているのが分かるものの井岡も詰め切れずにラウンド
を重ねる展開で10R以降は井岡の一方的なペースに終始する。

 最終ラウンド終了のゴングを聞いた時に挑戦者も‘勝ったぞ!’
ポーズを自信満々に取っていたので最終ラウンドを流したのを
見ても‘ひょっとしたら’という危惧を抱いていたが、116-112が
2人と115-113が1人の3-0だったので‘勝ったな’と思ったものだ。

 基本的に最近のボクシングはアウトボクサーがジャブを突いて
動き回るとポイントが入りやすいのに対し、ボディブローが思い
のほかジャッジがポイントにしないケースがあるのでそこが心配
ではあったものの蓋を開けてみれば順当なところだろう。

 それなりの実力者相手に体格的なハンデをボディ攻撃を中心と
した攻撃で削り続けて、最終的に倒せなかったものの勝ち切った
というのは十分価値があるだろう。

 やはりボクサーというのは強敵との対戦で輝くわけだから30歳
といっても打たれてないので、まだまだこれから一花咲かせる事
ができると思うから井上尚弥や村田諒太と並ぶ3本柱で来年以降も
日本のボクシング界を盛り上げて行って欲しいと思う。

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