ようやくバレーボールもプロ化に向かう?

プロ化へ新リーグ構想=18年秋開幕へチーム募集―バレーボール

 日本バレーボールリーグ機構はバレーボールのプロ化を目指した
スーパーリーグ構想を発表したとの事。

 チーム名に地域名を入れユースチームを保有することも義務付け
られるなど今月からスタートするバスケットボールのBリーグや、
サッカーのJリーグ的な運営スタイルを目指しているようでバレーも
本格的な強化へようやく重い腰を上げたと見られる。

 思えば92バルセロナ五輪後に故・松平康孝氏がプロ化構想を発表し
‘特に男子はプロ化しなければメダルはおろか五輪にすら出場できな
くなる’と言っていたものの、企業や代表選手ですらプロ化に反対し
骨抜きになった苦い経験があるので本格的にスタートするまで予断は
許さないが特に男子は悲惨の一言に尽きる成績で今のままでは東京
五輪が最後の出場になりかねないという危機感からの構想だろう。

 考えてみるとバレーが最も企業スポーツの庇護を受けて来たわけで
プロ化しなくても人気はあった事から代表選手達も恩恵にどっぷりと
浸かっており当時はメダルに届かなくても五輪には確実に出場できて
いた時代だったが、プロ化が進むと一気に世界に水を空けられてしま
い男子は今や中国や韓国だけでなくイラン・オーストラリアなどの
後塵を拝しているバスケットボールと同じ状態に成り下がっている。

 バスケットボールの男子はプロのBリーグ構想があっという間に進
んで世間の注目を集めいいムードの中でスタートするような感じだ
から、バレーもうかうかできなくなってきたのではないかと思うし
東京五輪で恥をかきたくないという危機感もある今こそプロ化への
最後のチャンスだ。

 リオ五輪で注目を集めた男子卓球のエース・水谷準が年収1億足ら
ずと語るなど特に男子の競技はプロとして活動しなければ世界とは
勝負できない事が白日の下に晒されている中で、企業アマという ぬ
るま湯にどっぷりと浸かった男子バレーが世界相手に通用する方が
おかしいしプロでなければ世界と戦う資格はない時代になっている。

‘企業が主体となる部活のようなあり方から脱却し、地元に根ざした
チームの方が選手のやりがいもある’と語った嶋岡健治会長の言葉
こそが現在のスポーツ界の良心なのだから。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 台風16号にハ... 長男の義務教... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。