ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
24年ぶりに見た妖星ゴラスで思う事
昨日23:00から無料放送になっている日本映画チャンネルの東宝特撮王国で
妖星ゴラスを88年にレンタルビデオで見て以来24年ぶりに見た。
この作品は今から50年前の62年に東宝創立30周年記念作品として東宝の
オールスターキャストなので出演者を見るだけでも楽しいのだが、最近は地元
のレンタルDVDショップでも見かけないので制作されて50年目に無料放送の
日でOAされるというのも何かの偶然だろうか。
地球の6200倍の質量を持つ黒色矮星・ゴラスが地球に接近し衝突を回避する
ために南極大陸に直径500mのブースター1089本を設置し海水中の重水素に
よる核融合をエネルギー源にして100日間で地球を400万㌔動かすというもの。
隼号の艇長でゴラスの引力に捕まり生還が絶望になりながらクルーの動揺を
一喝して最後までゴラスのデータを取って地球に送信した園田雷蔵艇長が田崎
潤で、その父親で生物学者の園田謙介博士が志村喬。
そして池部良演じる田沢博士の恋人であるヒロインの園田艇長の娘・智子が
白川由美だから凄い一家だと思う。
さらに田沢博士の上司にあたる河野博士が上原謙で息子の加山雄三が主演
した紅の空が同時上映されていた。
隼号の後を継いでゴラスを観測するために打ち上げられた鳳号の艇長が平田
昭彦で副艇長は佐原健二、若手搭乗員のリーダーが久保明というのも特撮ファン
に嬉しいキャスティングだ。
62年制作だから当時の近未来という事で時代設定は79年9月に始まり82年
2月に地球に再接近するというもの。
という事は私が高校1年で野球部の練習に熱中していた9月に宇宙艇・隼号が
打ち上げられてゴラスに観測データを送りつつ飲み込まれ、高校卒業前の2月に
ゴラス最接近の引力で高潮をはじめとした天変地異が起こり衝突は避けられた
ものの東京などは水没したという事になるので東京への卒業旅行など とんでも
なかったわけだ。
もっとも82年はおろか作品が作られて50年経ってもゴラスの頃の海水中の
重水素プラズマエネルギーなども実用化されてないのは仕方ないにしても、
劇中で登場したような宇宙ステーションや隼号のような土星を探査するような
宇宙艇もできてない。
それにしても99年に公開されたアメリカのディープインパクトやアルマゲドンは
衝突しそうな小惑星を爆破して危機を脱出するのだが、日本のゴラスは地球
そのものを動かしてしまうのだから、両国の価値観の違いが よく分かる。
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日本映画三大男優が、怪獣退治しちゃうというのもスゴイ(ホメてるんですよ)。
あと、そのマグマに食われてしまうという設定の、真田技師役の、三島耕氏も好きだ。
三島氏と、伊藤久哉氏(本作には出てない)って、けっこー役柄の立ち位置が近いと思うのは、私だけだろーか。
昭和のイケメンもいいなぁ~。
と、平成のイケメンをナマで見て、帰宅した日の夜に。
そういえばwikiにも山本氏の事が載ってましたね。
ゴラスに対するオマージュだったようです。
今でもこういう設定は作りづらいですけどね。
>柴田真紀様
海外版にはマグマ登場シーンはカットされているようですね。
マグマに食われるという人間が出るというのは初耳でした。
そういえばマグマに立ち向かうのが志村喬・池部良・上原謙の3人ですね。