井上尚弥8回TKOで世界ベルト２本獲得し４階級制覇

gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-230725-202307250000915

　東京・有明アリーナで今夜行われたWBC＆WBO：Sバンタム級
タイトルマッチで、3階級制覇王者の井上尚弥が王者スティーブン
・フルトンを8RTKOで破り4階級制覇に成功すると共に2つのベルト
も獲得に成功した。

　昨年12月にWBOバンタム級王者ポール・バトラーを10RTKOで破
りバンタム級4団体のタイトルを統一した井上は、体重苦の影響も
あってタイトルを返上しWBC&WBO王者フルトンへの挑戦を表明
したのだが5月7日に予定されていた試合が井上の拳のケガで今日
まで延期になっていた。

　フルトン陣営も井上の挑戦を受けるために2ヶ月以上待ってくれ
たわけで、十分なディフェンスへの自信とモンスターと言われる
井上に勝って名を上げようという事だろう。

　ところが1Rから井上がプレッシャーをかけ強力なジャブで主導
権を握りながら王者を防戦一方に追い込みが、王者もパンチの芯
を外すディフェンスで何とか対応している展開。

　王者も徐々に井上のプレッシャーに慣れて来て時おりパンチを
ヒットさせ、井上は効いてはいないもののポイントを失ったかに
思えるラウンドも出て来た。

　そして迎えた8Rに王者の一瞬のスキを突いて放った左ボディー
からの右ストレート、さらに左で畳みかけると王者はたまらずダ
ウンし何とか立ち上がるも連打を浴びせるとレフェリーがストッ
プしたのだった。

　王者フルトンも十分強く昨年12月のポール・バトラーのような
ディフェンス一辺倒ではなく、徐々にヒットするパンチの数も増
えていたのだが逆に言えば軽いながらヒットし始めた事が井上の
強打をモロに受ける形になったのかもしれない。

　それにしても井上尚弥‘強い’今夜は、一言それだけだ。