2011夏の甲子園 第13日・Qファイナル Part 2

日大三、夏も4強=作新学院は49年ぶり準決勝-高校野球第13日(時事通信) - goo ニュース

 今日でベスト4が決まる。
 
 第1試合は3回戦で9回に8点を取って横浜に大逆転勝ちした智弁学園と
古豪・作新学院の対戦。

 実力は智弁が上だが、今大会打線が好調な作新学院がどこまで智弁の投手
陣を打ち込めるか?

 第2試合はQファイナル最高のカード。
 東の横綱・日大三に関東王者の習志野が挑むのだが、習志野が4人の投手
陣で日大三打線を抑えられるか?

 また1人で投げ抜いている吉永が機動力を駆使した習志野の攻めを どう食い
止めるか?

 第1試合:智弁学園 6-7 作新学院

 智弁はエースの青山ではなく小野が登板し1回を3人でピシャリと抑えると、
その裏に1番がヒットで出塁してバントと内野ゴロで2アウト3塁から4番の
ピッチャー強襲ヒットで先制し更に死球と2ベースで3-0と幸先のいい立ち
上がりを見せる。

 作新も2回にヒットと死球に牽制悪送球でノーアウト2・3塁から6番のタイ
ムリーと8番の犠牲フライで1点差にすると、3回には3番・4番の連打にバント
で2・3塁から6番のタイムリーで逆転し更に四球で2アウト1・2塁から9番の
タイムリーで5-3と差を広げる。

 自力に勝る智弁は その裏3番・4番の連続四死球と暴投で2・3塁から5番の
犠牲フライで1点差に詰め寄り5回には四球で出た3番を2本の内野安打で返し
同点。
 6回には2番手の大垣を攻め8番が2ベースで出塁しバントで1アウト3塁から
リリーフに出た飯野が1番を討ち取ったものの2番の時に暴投で6-5と勝ち越
しを許す。

 4回以降リリーフで登板したエースの青山から1安打に抑えられていた作新は
9回に1番から3連打で追いつくと、1アウト後5番の犠牲フライで逆転。 
 その裏の智弁の反撃も8回から再びマウンドに上がった飯野が抑え作新が
劇的な逆転勝ち。
 前回は9回に笑った智弁が今回は9回に泣くとは皮肉な話である。

 今日登場するチームは勝ち進むと3連戦になるので消耗を避けながらの戦
いになる。

 という事で智弁が2番手の小野を先発させ1回を3人で抑えたのに2回・3回と
乱れて5失点、特に2回の牽制悪送球したのが痛い。

 それにしても最終回1点ビハインドの作新がバントなしで強行に行き3連打で
追い付いたのには驚いたし、これこそ昭和の時代の作新では考えられない事で
ある。

 第2試合:日大三 5-0 習志野

 1回に日大三は習志野の先発左腕・在原から2番が四球で出塁するが牽制で
刺された後にヒットが出るなどチグハグだったのに対し、習志野も その裏に
1番が四球で出塁して暴投とバントで1アウト3塁からスクイズを外されて こち
らも先制ならず。

 2回に日大三は5番と7番がヒットで1アウト1・3塁のチャンスで8番の時に
フルカウントから打った3塁ゴロを間に合わないバックホームで先制すると
バントで2・3塁とし1番の2点タイムリーで試合を優位に進める。

 習志野は2回に2アウトから振り逃げと四球に暴投2つで2アウト2・3塁、
3回に1アウト2・3塁、4回1アウト3塁、5回もWスチールで2アウト2・3塁、
6回はヒットと盗塁でノーアウト2塁と再三にわたってチャンスを作るが肝心な
所で吉永が踏ん張る。

 日大三も6回以外毎回ランナーを出しながらも追加点を取れず。
 迎えた9回に2アウトから1番が四球で出塁し2番・3番の連続2ベースで
待望の追加点を挙げ習志野を突き放して逃げ切った。

 打力では劣るもののバントやエンドランに盗塁など機動力を絡めた変幻自在
の攻めが特徴だった習志野が6回までチャンスを作るものの、タイムリーは
おろかスクイズや犠牲フライすら打たせなかった吉永が素晴らしかった。

 とはいえ2回に1アウト1・3塁でフルカウントでなければ8番の3塁ゴロは前進
守備を敷いてなかったので併殺コースだったのだが、1塁ランナーがスタートを
切っていたため間に合わないバックホームをする事になったのだった。

 この1点で止めておけば1人で投げている吉永にプレッシャーが かかっていた
だろう。

 終わってみれば日大三の自力が勝った形だった。
 

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