斎藤佑樹・大学でも日本一！

　今日行われた大学選手権のファイナルで早稲田が東海大を
4－1で破り74年以来の優勝を決めた。
　前日のセミファイナルに続いて斎藤佑樹が勝ち投手になり
MVPを獲得したらしい。
　考えてみると早稲田は現・タイガースの岡田監督の現役時
代などから、東京六大学では優勝できても大学選手権では優
勝できなかった。
　ところが斎藤佑樹が入学してから、完全優勝を果したばか
りか大学選手権でも優勝してしまった。
　やはり勢いのある選手は凄いという事か。
　
　斎藤は昨年の神宮大会では駒大苫小牧に完敗し、選抜でも
初戦で本来は駒大苫小牧と対戦するはずが、出場辞退で補欠
の北海道栄との対戦となった。
　2回戦では関西と延長引き分け再試合の死闘を演じ、勝った
ものの7失点と3失点。結局Qファイナルで優勝した横浜に完敗
したのだった。
　
　夏も成長はしたものの、初戦が鶴崎工では勝って当たり前
だし2回戦の大阪桐蔭は横浜に比べ若いチームだった。
　3回戦の福井商、Qファイナルの日大山形、Sファイナルの
鹿児島工も普通にやれば勝てる相手である。
　2回戦が横浜とのリターンマッチで、3回戦が清峰、Qファイ
ナルが今治西でSファイナルが智弁和歌山あたりなら勝てたか
どうか？
　それでも‘運も実力のうち’という事もあり素直に祝福した。
　
　当然大学は早稲田だろうと思っていたが、斎藤にとって運の
いい事に早稲田は昨年のエース2枚が卒業してローテ投手がいな
かったのだ。
　これが02年の和田毅らがいた頃なら、1年から起用されるのは
厳しかっただろう。これも運があるのだ。
　しかも今回の大学選手権では、早稲田にとって相性が悪かった
東都や関西の大学、東北福祉大などとの対戦がなかったのだ。
　初戦が九国大でQファイナルが関西国際、Sファイナルが創価と
立命館や東北福祉、東洋との対戦が見てみたかった気がする。
　
　たださすがにこれから3年半の間、負けないという事は絶対に
ないだろうから仮に負けるとするとどこに負けるのか？
　これから連勝をどこまで伸ばすのか？
　少しばかり気にはなる。