5戦全敗という洗礼を受けたバスケ日本代表だが・・・  

 
 8月31日に開幕した男子バスケットW杯で日本代表は昨日順位
決定戦の最終戦を行ったが、モンテネグロに65ー80で敗れ5戦
全敗という成績で全日程を終えた。
 
 予選リーグの初戦でトルコに67-86で敗れるとチェコにも76
-89で敗れてグループリーグ敗退が決まりアメリカには‘あわや
100点ゲーム’の45ー98、順位決定戦でもニュージーランドから
81-111で敗れていたのだからモンテネグロ戦は厳しいと思って
いたら3Pを16本放ちながら1本も入らないというオマケ付き。
 
 順位決定戦になってからは膝に痛みを抱える八村塁を欠いての
戦いだったが、それにしても低調な内容で最終的に32ヵ国中31
位という成績だった。
 
 個人的には予選リーグでは勝つのは難しく順位決定戦で何とか
1勝をと思っていたが、やはり甘くはなかったわけで洗礼を受け
たといえるだろう。
 
 これを見て思い出したのが後藤健生氏ではないがサッカー日本
代表が98フランスW初出場のパターン。
 
 ギリギリのところで何とかフランスW杯出場を決めた日本だが
グループステージでアルゼンチン、クロアチア相手に共に0-1
で敗れると勝てる相手だったはずのジャマイカに1点は取ったも
のの1-2で敗れ3戦全敗で敗退している。
 
 大会前は‘ジャマイカには確実に勝てるはずだからアルゼンチン
に敗れても、クロアチアと何とか引き分けてグループステージを
突破’という雰囲気だったのだが、3戦全敗に終わると‘1勝1敗1分
などと言っているから全敗した’と非難の嵐だったのを思い出す。
 
 今回もチェコ相手に何とか1勝をして順位決定戦で1つでも上に
行ければというのが常識的な考えだったが、やはりというべきか
親善試合の成績で‘あわよくば’という感じだったが結果的に現実
を思い知らされた感が強いだろう。
 
 やはり長年世界のトップと真剣勝負を演じてないというのは凄
いハンデで、ほぼ初出場のようなものだから初戦のトルコ戦では
試合開始早々にプレッシャーをかけられてペースを握られると取
り戻せないまま終わった形だ。
 
 ここに来て‘八村頼みの限界’的な報道が散見するが、やはりNB
Aでプレーするメンバーが5人揃わないと勝つ見込みは難しいの
ではないかと思ったりする。
 
 もっともサッカー日本代表は4年後の自国開催のW杯で2勝1分
の成績でグループステージを突破する一方、グループステージ敗
退だった06年のジーコジャパンや10年のザックジャパンでも引
き分けで勝ち点1は挙げているのだから初出場の3戦全敗は貴重
な体験だったのではないか。
 
 そういう意味ではバスケ日本代表もここをスタートとして頑張
って欲しいし、バスケットボール振興会の連中の発言力が強くな
るような事にだけはなって欲しくない。
 
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