明日から令和初の場所・大相撲夏場所が始まる

白鵬、夏場所を休場＝右腕のけが回復せず―大相撲

  明日から大相撲夏場所が始まるのだが、先場所42回目の優勝を
飾った横綱・白鵬が先場所痛めた右上腕の筋断裂のため休場する
という。

　先場所優勝した白鵬は平成最後と令和最初の場所で優勝する事に
拘っており3月の春場所は見事に全勝優勝を飾ったものの千秋楽の
鶴竜戦で右上腕部を痛め、後の検査で右上腕部の筋断裂という事が
判明し相撲を取る稽古が全くできてなかったようで休場やむなしと
いう事だろう。

　白鵬も34歳になるだけでなく横綱昇進から10年以上経っている
ので体のあちらこちらにダメージも溜まっているだろうから最近は
休場も増えているわけだが、だからといってケガなどの影響で悪コ
ンディションのまま土俵に上がっても勝てなければ批判されるし何
より東京五輪まで現役に拘っているのでこういう事も十分考えられ
る。

　というわけで今場所の見どころは1人横綱になった鶴竜に対して
今場所から大関に昇進した貴景勝がどこまで勝てるかや、先場所14
勝を挙げて優勝争いをした関脇・逸ノ城が今場所でも勢いを持続し
ているかなどになる。

 　あとは元大関の栃ノ心が二桁勝って大関に復帰できるかといった
見どころもあるわけだが、これはケガの回復具合によるし春場所ま
でに比べ暖かくなっているので痛めた箇所も少しは楽になるのでは
ないか。

　ただ個人的に今場所注目したいのは大関・高安で白鵬が休場して
いるので優勝経験のない高安にとって白鵬の休場は目の上のコブが
なくなった形で、新大関の貴景勝には強いので期待してみたいし令
和になっているのだから世代交代を考えると そろそろ高安あたりが
優勝しないと活性化しないというのもある。

　そういう意味では高安も29歳だから1場所でも早く優勝を経験し
ないと世代交代の波に飲み込まれかねないし、まだまだ貴景勝が
ガンガン優勝争いをするには早いので何とか頑張って欲しいもの。