人類最強の男 見参!から10年

 今から10年前の今日99年2月21日は‘人類最強の男’ アレクサンドル・
カレリンが来日して横浜アリーナで前田日明と戦った日である。 

 前田日明は引退試合の相手としてカレリンとの対戦を希望し、異種格闘
技戦のリングにカレリンを上げる事に成功した。 

 カレリンはレスリング・グレコローマン130㌔級でソウル・バルセロナ・アト
ランタと3大会連続五輪の金メダルを獲得したロシアの英雄。
 87年から00年まで国際試合で13年連続無敗、300連勝を誇り76大会連続
優勝という実績を持つので‘人類最強の男’ という呼称は決して大げさ
ではなかった。

  そのカレリンが異種格闘技戦のリングに立つのだから、ある意味モハメド
・アリーアントニオ猪木戦に勝るとも劣らない豪華カードだった。
 格闘家の前田がカレリンにどこまで通用するか?
 5分2ラウンドでの試合に注目が集まる。

 試合は前田がローキックで先制しタックルに行くが、巧く外されグラウン
ドに持ち込まれる。
 それでも最初にバックを取ってロープエスケイプに持ち込み先制のポイ
ントを挙げるが、2Rに2度も得意技のカレリンズ・リフトで投げ飛ばされる。

 特に最初に投げられたときに頭を強打しただけでなく、頚椎を負傷。
‘あれはレスリングならではの技だから絶対に喰わない’と豪語して
いた前田だったが、人間離れしたあまりに強い力でクラッチを極められ全く
抵抗できずに2度も受けてしまう。

 これでペースが完全にカレリンに移り、2度のロープエスケイプで2ポイント
失い判定で敗れたのだった。

 僅か10分間の試合だったが濃密な内容で

‘もの凄いものを見た’ と興奮してしまい

‘これぞ死闘!’という思いを強くしたのだった。

 この試合WOWOWで生中継されたのだが、加入していたおかげでナマで
見られ ‘WOWOWに入っていてよかった’とつくづく思った。 

 常に強い者に戦いを挑み、引退試合で人類

最強の男をリングに上げ死闘を演じた前田日明

の男気には敬服する。

 常に自分より弱い相手としか戦おうとしない

‘浪速の逃犬’と揶揄されているバ・カ○ダ

に前田の爪の垢でも煎じて飲ませたいものだ。 

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