関塚ジャパン薄氷のロンドン五輪アジア最終予選進出

日本が最終予選へ=敗戦も2戦合計上回る―サッカー五輪予選(時事通信) - goo ニュース

 日本時間の深夜1:45からクウェートで始まったロンドン五輪アジア2次予選は
ホームでの初戦を3-1で勝っていた日本が前半に酒井のループシュートで先制
したものの、後半は暑さの影響を受けて15分までにPKなどで逆転され1-2で
逆転負け。

 ただしホームで3-1で勝っていたので合計得点4-3で最終予選進出が
決まった。

 1:30に起きてこの試合を見ていたのだが、正直言って先制した時点で楽観して
いたのが後半15分で逆転された時には驚いたし、残り30分はスリリングな気分に
浸るハメになったのだ。

 19日のホームでの試合で勝ったものの3-0から返されアウェーゴールの1点が
喉に刺さった小骨のような感じだったのが、中3日でキックオフの時間帯でも
40度近い酷暑の中での試合で いわゆる‘中東の笛’の懸念があったからだ。

 幸い審判団は昨年の南アフリカW杯で開幕戦の笛を吹いたウズベキスタンの
ユニットが務めたので怪しげなジャッジという懸念は少なくなった。

 実際に開始早々にPエリア内でクウェートの選手が転倒したもののシュミレー
ションと認定してPKを取られずに済んだ。
 試合は少なくとも2点差で勝たないといけないホームのクウェートが立ち上がり
から攻勢に出たが日本も冷静に対処し酒井のループシュートが決まって1-0と
した時点で、クウェートは最低でも3点取らないといけなくなった。

 ところが後半に入ると暑さの影響からか選手達の反応が鈍くなり開始早々に際
どいシュートを打たれヒヤりとし、5分にFKのこぼれ球を決められて追いつかれ
ると14分にはPK まで与えて決められてアドバンテージがなくなったのだ。

 それでも20分を過ぎるとクウェートも飛ばし過ぎからかペースダウンし日本も
チャンスを2・3度作る事ができ、終了間際にCKからピンチを迎えるがGKの
権田がクリアして 1-2で敗れたものの合計得点4-3となって何とか逃げ切った。

 終わってみれば前半の酒井が決めたループシュートによる1点が効いた形に
なったのだが、ホームで失った1点がなければ楽に試合を運べたろうし後半の
失点も1点に抑えて引き分けに収めてないといけないという課題を残した。

 まぁ最初から絶好調だと強豪と対戦する秋の最終予選の頃にペースダウンする
恐れがあるし中東の暑さの中では中国が延長の末敗れ韓国も引き分けている
など力があっても手こずっているので日本が拙い試合をしても仕方ない。

 最終的な目標はロンドン五輪でのメダル獲得だから課題がありながらも勝ち
進んでレベルアップしていくというのが理想だろう。

 ちなみに某ライターが‘ランキング上位の日本が先にホームで戦うスケジュー
ルはおかしい’とのコメントがあったが、確かにアウェーで負けない試合をして
ホームに戻れば例え延長戦になってもホームでできるからとは分からないでも
ない。

 ただこういう過酷なアウェーのコンディションの中での試合とはいえ今回の
ように逆転負けすると、凄く悪いムードの中で帰国して中3日で戦わないといけ
ないしディフェンスの固い相手に‘勝たなければいけない’シチュエーションに
なると かなり厳しいものがある。

  今回の結果を見るとホームでのスタートでよかったと思うのだ。

 ちなみにハーフタイムに他会場の試合結果や途中経過が入ってきて北京五輪
では日本より上の成績を残した中国がオマーン相手にホームで0-1だったのを
アウェーで1-0で勝ち追いついたものの延長戦で3点取られて合計得点1-4で
最終予選に残れなかった。 

 そうなると日本は韓国・オーストラリアと並んで第1シードに入る事になり、この
両国との対戦はなくなったのは ありがたい事だ。

  とりあえず3つのグループの2位のチームはアフリカのチームとのプレーオフが
あるので韓国やオーストラリアと組んで2位になっても希望は残るのだが、やはり
リスクは少しでも少ない方がいい。

 そういう意味で関塚ジャパンにはツキがあると思うのだ。 

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