日本ボクシング界バンタム級4団体制覇


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-240506-202405060000749

 井上尚弥がメインだった昨日の東京ドームでの4大世界戦のセミ
ファイナルで、K‐1から転向した武居由樹がWBOバンタム級王者の
ジェイソン・マロニーに3-0の判定勝ちし9戦目で世界王者になる
と共に白井義男以来100人目の世界王者そしてバンタム級4団体を
全て日本人が独占する事になった。

 立ち上がりから長いリーチを生かして戦い2Rにローブローで減点
されるもボディを中心に攻めてポイントをピックアップして行くが、
中盤から王者も反撃し一進一退の打ち合いになり12Rはスタミナ切
れもあって猛攻に遭い棒立ちになる大ピンチを何とか凌いで最終R
のゴングを聞き116ー111×2、117ー110の3-0での判定勝ち。

 これでWBA井上拓真、WBC中谷潤人、IBF西田凌佑、WBO武居由
樹とバンタム級4団体を日本が占めるのは昭和からボクシングを見
ている私としては感無量だ。

 バンタム級といえば黄金のバンタムといわれ72勝50KOのエデル・
ジョフレを攻略したファイティング原田が68年に敗れてから、87年
に六車卓也がWBAタイトルを取るまで日本人選手が世界に阻まれ続
けた階級だ。

 その間にルーベン・オリバレスやカルロス・サラテにルぺ・ピン
トールなど歴史に名を残す名王者達が君臨し、村田英次郎のように
ピントールやジェフ・チャンドラーと引き分けるもタイトルを奪取
できなかった分厚い壁でもあった。

 マンガ&アニメではあしたのジョーの矢吹丈が戦った階級で力石
徹やカーロス・リベラ、金竜飛にホセ・メンドーサと死闘を演じ特
に力石は13㌔の減量で命を落とし丈もアニメの金戦では最後は血を
200g抜いてでも‘俺のバンタム’としがみついている。

 それが91年に辰吉丈一郎がWBCタイトルを奪取した後に薬師寺保
栄と激闘を演じ長谷川穂積が10回、山中慎介が12度防衛してバンタ
ム級が日本の得意クラスになり22年に井上尚弥が4団体を統一して
返上すると後継の4人選手達で占めるなど昭和の時代には考えられ
ない快挙で感無量である。

 

 

 

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