井上尚弥がネリを6ラウンドTKOで70年ぶりスタジアム勝利


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bt-tp0-240506-202405060000917

 今日東京ドームで行われたボクシング4大世界戦のメインで登場
した4団体統一Sバンタム級王者・井上尚弥は、元バンタム級王者で
WBC1位ルイス・ネリを6RTKOで倒し東京ドーム興行の見事に締め
くくった。

 1Rにネリの左フックでまさかのダウンを喫した井上だが2Rに左
フックで倒し返すと、5Rに左フックで2度目のダウンを奪い6Rに
連打を浴びせ最後は右カウンターで倒してTKOとなった。

 今回ボクシング4大世界戦が行われた東京ドームは88年と90年に
マイク・タイソンが防衛戦を行い、88年はトニー・タップスを2R
KOで防衛に成功したのだが90年はジェームズ・バスター・ダグラ
スに10RKO負けした以来のボクシングの興行。

 90年にタイソンが番狂わせで敗れて以来の東京ドームで1R目に
初のダウンを奪われたのだから場内は凍り付いたのだが、VTRを
見ると無理に踏ん張らずに倒れているのでダメージは深刻ではな
いと考えた。

 巷でも暴風のような大振りのフックが危ないと言われていたが、
短い距離での左フックは想定外で見えない角度から来た事から被弾
した感じ。

 とはいえ2Rにダウンを奪い返すとダウンを喫した左フックを見
切った形で試合は進んだが思えば井上も人の子、1R目最初のパン
チは大振りの右なので満員の東京ドームでテンションが上がって
おり平常心ではなかったのかもしれない。

 実際2Rから通常通りの左ジャブを中心に組み立てジャブデモ刺
し勝っていたので、安心して見ていられたと思う。

 最近のドーム興行といえば99年8月に辰吉丈一郎が大阪ドームで
ウィラポン・ナコンアンプロモーションに7RTKO負けしており、
東京ドームの前身・後楽園球場では60年8月に行われた世界フェザ
ー級タイトルマッチ=デビー・ムーアに日本王者・高山一夫が挑戦
した一戦も負け。

 かつてボクシングの世界戦は大きな会場で行われるのが定番で、
初代世界王者の白井義男の世界戦全試合は後楽園球場開催だった。

 後楽園球場の後釜・東京ドームでの井上らの勝ち名乗りは54年
5月24日のレオ・エスピノサに判定勝ちし、4度目の防衛に成功し
て以来だから70年目というブランクだから凄い事だというのが分
かる。

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 時代を感じるX... 日本ボクシン... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。