トム・ブレイディの老獪さが新旧QB対決を制す


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/sports/jiji-210208F674

 日本時間の昨日午前中にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェイ
ムズスタジアムで行われたNFLの王座決定戦スーパーボウルで、NF
C王者のタンパベイが前回優勝のAFC王者カンザスシティに31-9で
勝ち18シーズンぶりの優勝を飾った。

 試合は第1QにKCがFGで先制すると直後のドライブでタンパがTD
で逆転しモメンタムを掴むと、第2Qでタンパが2つ目のTDを決めた
のにKCが再びFGで追い上げるものの前半終了間際にタンパがTDを
決めて21-6で折り返す。

 後半に入り第3Q最初のドライブでKCが3つ目のFGを決めるのだが
直後のドライブでタンパがTDを決めると、更に終了間際にFGで33
点目を挙げ第4Qは上手く時間を浪費させながら快勝した。

 試合前は史上初のホームスタジアムが開催地になったタンパがホ
ームアドバンテージを生かせるか?という要素や、6度のスーパー
ボウル制覇を果たしたベテランQBトム・ブレイディと前年KCをスー
パーボウル王者に導いた若きQBパトリック・マホームズの新旧QB
対決などが注目されていた。

 ただKCにとって不安材料はマホームズの左足のケガとOFライン
の中心選手3人が欠場という事で、OFラインが伝統的に堅守を誇る
タンパDFのプレッシャーからマホームズを守れるのかというもの。

 実際に試合が始まるとパスが得意のマホームズのプロテクション
が度々破られ、自慢のスクランブルランも左足負傷の影響からキレ
がなくゴール前まで迫りながらTDが奪えず。

 こうしたチームの中心の不調がゲームの流れを悪くし特に第2Q
せっかくKOのDFが自陣ゴール前でタンパの4thダウンギャンブルを
止めた直後のドライブが3&アウトに追い込まれただけでなく、蹴
り直しとなったパントキックミスからブレイディーTEのロブ・グロ
ンコウスキーのホットラインによる2つ目のTDで14-3となりKCが
TDチャンスがFGで終わった次のタンパのドライブでFGを阻止しよ
うとしたKCのオフサイドからのTDで21点目が入った時点で勝敗の
行方が見えた感じだった。

 逆にブレイディは2度目までのドライブで得点できずともKCのDF
をしっかり分析し、3回目のドライブでランを中心に仕掛けて行き
最後はグロンコウスキーとのホットラインでのTDで逆転した場面
を見てタンパペースになったと実感した。

 特に第2Qの2つのTDはKCのミスに乗じて立ち直るスキを与えず
間髪を入れない攻めで挙げた2つのTDは、百戦錬磨の凄みを感じ
たし後半は完全にゲームをコントロールしての完勝だった。

 連覇を逃したKCにとってオフェンスライン3人の欠場が最終的
にマホームズのコンディションが悪かった事もあって、厳しいも
のになったと思う。

 

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