‘等身大ヒーローは強大な敵に立ち向かう’法則

 前回記したようにレインボーマンに登場した敵組織・死ね死ね団
は悪の秘密結社にも拘わらず戦闘機や地底戦車まで所持しているし、
終盤にはダッカーという専用の戦闘機まで所持している特殊部隊の
DACまで登場した。

 基本的に等身大ヒーローは主役の方が支援者はいるものの1人で
戦うのに対し敵はウルトラシリーズに登場する怪獣や侵略宇宙人の
ような単独で行動を起こすのではなく、秘密結社のような組織で暗
躍するので敵組織が次々に差し向ける敵と戦うというのが黄金パタ
ーンだった。

 それに対する正義のヒーローが超能力を使えるのは敵が改造人間
のような特殊能力を持っている敵だからこそ。

 唯一正義のヒーローが上回っていたのが快傑ズバットで私立探偵
・早川健が強化スーツを着用して敵と戦うのだが、敵は改造人間や
敵組織が作ったアンドロイドでもなく生身の人間というズバット側
にアドバンテージがあるパターンだった。

 そんな中でレインボーマンはインドの山奥でダイバダッタによる
修行の末にレインボーマンとして7つの化身を使い分ける能力を修
得したわけで、あらゆる超能力を使えるのに対し当初は死ね死ね団
の団員は武器を持っているとはいえ生身の人間だった。

 そういう意味で直接対決ではレインボーマンにアドバンテージが
あったのだが、2クール目の大量の偽札をばらまきハイパーインフ
レを起こさせるM作戦編にはショッカーの改造人間のような魔女
イグアナ率いる殺人プロフェッショナル集団が登場する。

 それでもレインボーマンを倒せなかった事からDACの投入という
形になるわけで、等身大ヒーローは強大な敵に単独で立ち向かうと
いう法則を守っていたが地底戦車や潜水艦に特殊戦闘機まで投入し
てアドバンテージを得るぐらいレインボーマンの力は大きいという
事になるのだろう。

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