井上尚弥の次戦 世界戦回避は妥当

【BOX】井上、世界戦は先送り 年内に次戦(スポーツ報知) - goo ニュース

 8月25日にLフライ級の日本王者・田口良一に判定勝ちしてプロ入り4戦目で
日本タイトルを奪取した井上尚弥が、年内に予定されている次戦での世界戦を
断念し日本タイトルの初防衛戦か上位の世界ランカー相手の試合になるとの事。

 井上陣営は当初 最短キャリアでの世界王者に色気を出していたようだが、
個人的には全く正しい判断だと思う。

 田口戦の井上は倒しに行く事を考えて戦っていたのが画面からも伝わっていた
ものの時おり反撃を食い、それが攻撃にも影響しダウンすら奪えなかった
という
事から世界挑戦先送りとなったようだ。


 とはいえ田口も苦労して奪った日本タイトルを易々と奪われるマネはしないのが
ハッキリしていたし、世界戦などになれば その傾向は更に強くなる。


 そういう相手を倒すのは至難の技で下手すればラッキーパンチを貰って番狂わせ
という展開もありえるのだから、キャリアの浅い井上にとっては
いい勉強になったと
思う。


 とりあえず4月には1位の佐野友樹に勝っているので日本ランカーと戦うよりも、
世界ランキングの上位選手との試合の方が現実的だろう。


 最短キャリア奪取の負の部分として首尾よくタイトルを取っても防衛する時に相性の
悪い選手との試合が組まれたりするので、具志堅用高のように
アジャスト能力が高け
れば何とかなっても辰吉丈一郎のように眼疾を患い
ブランク明けにビクトル・ラバナ
レスのようなタフで変則のファイターと
戦うハメになり敗れたケースもある。

 だから上位ランカー相手に防衛戦で戦うつもりでキャリアを重ねていく事こそが、
歴史に名を残す世界王者になれる第一歩ではないだろうか。

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