代替え試合の違い

 昨日代々木第二体育館で行われたIBF&WBCミニマム級のダブル
暫定世界戦で重岡優大&銀次朗兄弟が連勝し、兄弟同日開催興行
でのタイトル奪取が話題になっていた。

 重岡兄弟の同時世界暫定タイトル奪取は見事だが暫定タイトル
になったのはWBC王者がインフルエンザ感染で来日不可能になっ
たため急遽代替えカードになったのだが、重岡優大の対戦相手が
一昨年12月に谷口将隆に敗れたウイルフレド・メンデスで当然な
がら急遽仕上げて来日したのを見ると気の毒ではあった。

 それに対して好ファイトになったのが同じく代替えカードだっ
た、約1週間前の寺地拳四朗ーアンソニー・オラスクアガ戦。

 この試合も本来ならWBO王者ジョナサン・ゴンサレスとの3
団体統一戦の予定が、ゴンサレスが肺炎で入院し来日不可能に
なった事から4月15日に試合出場予定だったオラスクアガを代
替え挑戦者に選ばれたわけだ。

 基本的に代替え試合というのは興行に穴を開けないための措
置で止むを得ずという感じだから、代替え挑戦者などコンディ
ション的な問題から好ファイトになりづらいというのが常識で
ある。

 ところが1週間後に試合を控えていたという事からオラスクア
ガのコンディションは良く、ゴンサレスよりも強敵だった感じで
王者サイドも冷や汗ものだろう。

 暫定ミニマム級世界戦は亀田興毅が主催した興行だったから、
またぞろ揶揄するコメントなどが出て来るが興行に穴を開けな
い事を最優先した結果で むしろよくぞ暫定でも代替え試合が組
めたなと思うし内容的にも仕方ないものがある。

 むしろ寺地拳四朗の代替え挑戦者相手の試合が白熱した方が
異例なのだから、それだけAmazon Praime興業が凄いという事
になるのだが。

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