選抜優勝決まる・・・そしてジンクスは

 選抜のファイナルは常葉菊川が大垣日大を破って初優勝した。
 東海勢同士のファイナルは48年ぶりだそうだが8回裏に逆転
という劇的な優勝だ。
 優勝した菊川は4試合でバント僅かに1という超攻撃的なスタ
イルだったし、大垣もノビノビとした戦い方で好感の持てる両
チームだった。
 ただやはり東海大会優勝の菊川の方が希望枠選出の大垣より
優勝に相応しいチームだった事は確かだ。
 選抜は終ったが今度は本番の夏に向けたジンクスが気にかかる。
 特に顕著なのが選抜ベスト4のジンクスだ。
 選抜ベスト4敗退チームは意外にも夏活躍できないというもの。
 実際に70年代以降選抜ベスト4敗退チームで夏それ以上の成績を
挙げたチームは85年のPL学園のみ、まぁこのPLは桑田・清原を擁
した超高校級のチームだったのだが、夏もベスト4敗退というのは
82年の中京だけ。
 反対に予選敗退は46チームもあるのだ。
 いかに春活躍しても夏にそのまま活躍するのが難しいか分かる。
 注目したいのが熊工だ。
 熊工は九州大会で優勝して出場権を取ったチームだが、70年代以
降では77年、86年、88年、95年と優勝して出場している。
 ただし勝ったのは95年のみで2回戦敗退している。反対に前回ベス
ト8に入った年は九州大会ベスト4での出場だった。
 今回は2回戦で明治神宮大会で2-8と完敗した千葉経大付と対戦が
予定されていたので2回戦敗退かと思っていた。
 やはり明治神宮大会で敗れた相手に勝つのはかなり難しいのだ。
 今回の熊工はそれを覆したし、86年には九州勢が勝てなかった横浜
商に緒方耕一のサヨナラ3ベースで勝ったというケースもある。
 だから選抜ベスト4敗退チームが夏活躍できないというジンクスを
破れるか?夏までに注目したい。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
菊川、おめでとう (さくらい)
2007-04-04 18:33:22
最後に地力の差が出たかな。
それにしても終盤、相手のミスからタイムリーで
逆転勝ち。たたみかける攻撃が印象的でした。
確かに選抜で勝ち抜いても、夏の予選を勝ち抜くのは
どの高校も大変ですよね。
熊工もかっての伊東、前田等のスケールの大きい
イメージがあるので、どうしても非力な印象が?
福岡もこれというチームいない?のですか。
あの大牟田が代表では寂しいですね。ではまた。

 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2007-04-04 23:42:15
>さくらい様
 やはり地区大会の優勝チームと特別枠のチームの差が出た形でした。
 熊工は前田や緒方の時は甲子園であまり勝ってないのですよ。むしろ今年のチームのような時の方が活躍するケースは多いです。
 福岡はどうしても夏に照準を合わせたチームが多いのは事実ですね。でも大牟田が甲子園とはほとんどの県民は予想してませんでした。
 
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