意外な因縁、悪い事は できない

 私は野球部OBだが、中学1年の時に約半年ほど剣道部に
入っていた。
 何で剣道をやったかというと、行っていた塾の先生から
「部活は禁止だけど、剣道ならいい」と言われていたため
である。
 ただ本当に好きで始めたわけではなかったので、事ある
毎にサボっていたのだ。
 当然剣道部の顧問の先生は激怒、一度はクビを言い渡さ
れながら平謝りしたものの結局半年ほどで辞める事になる。
 この剣道部の顧問の先生は英語の先生だったが、私達の
担当ではなかったのでほとんど縁がなかった。
 当然のように卒業後には全く交流もなかった。
 
 時は流れて一昨日の11日に娘が目の下を蚊に刺されたので
皮膚科に連れて行くと、何と中学時代の剣道部の先輩がいる
ではないか!
 それこそ31年ぶりの再開だった。
 私から声をかけて話し始めたのだが、当然のように中学時
代の話になる。
 その先輩は剣道を続けていたようなので「顧問の先生は元
気ですかね?」と尋ねると、「今も剣道はやっているが、教
師は辞めて実家の寺を継いでいる。剣道は7段になったらしい」
との事。「その先生の寺の名前は○○寺ですか?」と聞くと
「さぁ、そこまでは知らんけど」と言われた。
 実は長男の幼稚園の同級生でH君という、お寺が実家の子が
いる。
 よく「じいちゃんと○○に連れて行ってもらった」などとも
私に言っていたから、祖父と一緒に住んでいるようだ。
 その先生も、H君の住んでいる地区と同じだったので’ひょっ
としたら、H君のじいちゃんが剣道部の先生?’と思ったのだ。
 そして昨日長男を幼稚園に送って行くと、ちょうどH君が登園
してきたので「君のじいちゃん剣道やってる?」と聞くと「うん、
でも昔は英語の先生をしよったよ」と応えたのだ。
 それを聞いていた長男の担任の先生が「H君のおじいちゃんは
中学の英語の先生をしてたのよ」と言うではないか!
’こ、これは・・・・やはり本当だったのか!’と思っていると
「じいちゃん○○君(長男の名前)のお父さん知ってるて言って
たよ」とH君が言う。

 ・・・という事は31年前の私の悪行がバレていたわけである。
 どこにどんな縁があるか分からないので、やはり悪い事はでき
ないな・・・・と痛感したものだ。

 因みに剣道は当時嫌いで嫌々ながらやっていたのだが、いくらか
かじったおかげで高3の時の剣道の授業で、剣道部のキャプテンに
勝つ事ができた。

 やはり嫌いでも経験しておくと、後々何らかの役に立つことは
間違いないというのも実感している。
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