2021選抜高校野球:第7日


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https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-bb-tp5-210326-202103260000267

 大会7日目の注目カードは第3試合の明豊ー市和歌山。

 初戦で東播磨との熱戦を制した明豊が3人の投手を使い分ける
のに対し市和歌山は絶対エース小園を擁する対照的な陣容だが、
小園相手ではハイスコアな展開は望めないので初戦で12四死球と
大荒れだった明豊投手陣の復調しないと厳しくなる。

 第1試合の鳥取城北ー東海大相模は多彩な投手陣を擁する相模
に対し、鳥取城北打線がどこまで対処できるのか。

 城北は初戦で3安打づつを放った松田&中木村の1・2番の出塁
率が攻略のカギを握るのではないか。

 第2試合は初戦を快勝した具志川商と九州大会決勝の再戦で競
り勝った福大大濠の対戦で、具志川商が得意の機動力で大濠の投
手陣を攻略できるか。

 第1試合:鳥取城北 0ー1 東海大相模 

 相模は2回に城北の先発・山内からエラーで出塁した4番が盗塁
し1アウト2塁から6番のタイムリーで先制するのだが、以後は低
めをていねいに突く投球にランナーは出るものの得点する雰囲気
が薄い。

 城北打線は相模先発の京相手に1回と3回に1アウト1・2塁のチャ
ンスを作るものの得点できず、8回にようやく先頭打者がヒットで
出塁すると相模はエース・石田にスイッチし2アウト後5番がヒッ
トを放つが6番が三振。

 9回にも先頭の7番が2ベースで出塁し1アウト3塁まで攻め立てる
ものの2者連続三振で試合終了。

 軟投派の山内から広田へのスイッチなどで城北投手陣も踏ん張り
相模打線を5安打に抑えたのだが、打線が相模2人の投手陣から7安
打を放ちながら要所を抑えられた形だ。

 第2試合:具志川商 4⑪8 福大大濠

 1回に大濠が2アウトからヒットで出塁した3番が盗塁し4番のタイ
ムリーで先制すると、その裏に具志川も2アウトから3番のHRで追い
付き直後に大濠は3ベースで出塁した7番を8番のタイムリーで還す。

 3回に具志川は1アウト後9番がヒットで出塁すると1番&2番の長
短打で逆転するが4回に大濠が7番の四球を足場に9番の2ベースで
追い付くと、6回に大濠が3ベースで出塁した8番を9番の犠牲フラ
イで勝ち越すものの具志川もその裏に2アウト後3番がヒットで出
塁し相手エラーで1・2塁から連続四球を選び押し出しで追い付く。

 迎えた延長11回に大濠は先頭の8番のHRで勝ち越すと四球で出塁
した9番をバントで送り、2番のタイムリーや4番&5番の連続タイム
リーで一挙4点を挙げ粘る具志川商を振り切った。

 初戦で好投した大濠・毛利を3番のHRで食い下がってから試合が
もつれたのだが、大濠は当たっている8番にムダなバントをさせて
得点機を逃すなど采配ミスが目に付いた。

 具志川商にとって惜しかったのが6回裏に1番がライトオーバーを
打ちながら3塁で刺された直後に2アウトから追い付いた場面や、同
点で迎えた8回に先頭打者が出塁したが盗塁失敗後に2アウトから2
ベースが出るなどチグハグなシーンがあった事。

 それでも果敢な姿勢があったからこそ前年秋に完封された相手に
食い下がれたわけで、見事な健闘だったと言える。

 第3試合:明豊 2-1 市和歌山

 和歌山はエース小園ではなく米田を先発させ3回までランナーを
出しながら踏ん張っていたが、4回に先頭の3番にHRを浴びて先制
される。

 初戦で大乱調だった明豊投手陣だが先発の太田が5回まで2ベー
ス1本に抑える好投を見せる中、和歌山は6回に1アウトから1番が
ヒットで出塁し2アウト2塁から3番のタイムリーで追い付く。

 ところが5回から登板した小園が直後の6回にヒットで出塁した
5番がバントなどで3塁に進み8番のPHがレフト前に打ち返されて
勝ち越しを許す。

 反撃したい和歌山だが7回に1アウト1・2塁で登板した2番手・
財原に抑えられると、8回&9回に四死球のランナーを出すものの
ホームに反せず。

 いくら小園が良くても打線が打てなさ過ぎた。

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