貴乃花 理事当選

貴乃花親方、理事当選=37歳、角界に風穴-相撲協会(時事通信) - goo ニュース  

 今日行われた日本相撲協会の理事選挙で劣勢を覆して二所ノ関一門を
離脱して理事に立候補した貴乃花親方が、10票を集めて理事に当選した。

 そもそ一門離脱というのは相撲協会の根幹を脅かす事として当初は貴乃
花は反逆児扱いされ、他の一門が露骨な締め付けを図るなど一般常識から
見ればロクでもない事を画策していたようだ。

  ところが朝青龍の泥酔暴力問題で協会側の対応が鈍い事などから世間
一般の反発を受け、協会に対して危機感を持つ親方衆の浮動票が3票足り
なかった貴乃花親方に流れて当選という形になった。

 それにしても・・・・である。
 相撲協会の保守的というか世間一般の常識からの乖離は目を覆うばか
りだ。

  以前も記したが貴乃花一派が持っていた危機感は‘今のままでは子供
達の相撲に対する接点がなく、才能のある人材が角界に入らなくなる’と
いうもの。

 結局外人力士に席巻されている角界を見ていると本当に‘横綱になりたい’
というモチベーションを持って入門する日本人力士が いないのではないかと
思うのだ。
‘とりあえず関取になれればいい’という日本人力士と‘番付を1つ
でも上げたい’と思う外人力士
では稽古に対する意気込みが違うし

ひいてはそれが番付の差になってしまう。

  最近の相撲を見ていると2場所負け越しても1場所勝ち越せば幕内は
キープできるし、よく言われる千秋楽に7勝7敗力士の勝率が不思議に高いと
いう状況は異常ではないか。
 そういえば一時期 無気力相撲撲滅を掲げて千秋楽に7勝7敗同士を対戦
させるケースが見られたが、最近では とんと見なくなった。

  千秋楽に7勝7敗力士が必ず勝つというのはプロ野球でシーズン終了間際
にホームラン王争いでは敬遠が続出し、首位打者争いでは首位打者が欠場
するのと同じようなもの。
 心あるメディアからはファン無視の批判が出ているが、OB達は批判する
どころか暗に肯定するようなコメントを出しているケースが多いのと似ている
のだ。

  こういった姿勢がファン離れを招いているというのを貴乃花達は分かって
いるので、それを一刻も早く改革するべく今回の理事選に立候補したのを
ファンは しっかりと見ている。

  だから今回の選挙に対し世間一般から

貴乃花に対する批判は聞かれなかったのが

 いい例ではないか!

 まだまだ理事長をはじめとした守旧派が理事で踏ん張っているが、貴乃花
が理事になれたのも改革の第一歩として歓迎するべきだろう。  

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
« 仮面ライダー... 昨日は普通車... »
 
コメント
 
 
 
夜明けへの一歩 (こうちゃん)
2010-02-02 18:00:29
貴乃花の理事当選は、暗躍が蔓延り、平然と非常識を常識で押し通すバカ理事長共に鉄槌を下す大金星です。しかし、ここまで角界の信用が失墜しているのに、危機感を持たない大バカ理事長共には情けなくなりますね。後、貴乃花は改革を焦らないでもらいたいですね。長い年月を掛けて角界を再生して欲しいですね。長く苦難の道のりですが。まさに角界の夜明けへの一歩が踏み出されたと思います。
 
 
 
理事にはなったけど (怪人太郎冠者@1553)
2010-02-02 20:37:00
前途は多難と思います。
一頃は奇行や肉親との対立で「こいつは何だ!?」と思ったこともありましたが。
角界維新の風が吹き始めたというのに、早くも造反者探しですか? しかもその一門の某親方のコメント「そのうち、造反者ははっきりするだろう」と、公然と口にするとはは……。
如何に身内の選挙とはいえ、投票の自由や秘密が守られないってのは異常、これじゃ思想統制です。こんなんだからいつぞや「頭にマワシをしめている」と仰っていましたが、私に言わせりゃ「頭そのものがマワシ」です。ホントこいつら世の中知らないの何ものでもないです。
それにしても課題山積ですが、逆風の中、頑張って欲しいものです。
私が問題点と考えるのは
1)茶屋とマス席
2)年寄株の高騰化
3)競技人口の拡大
4)優勝し、大関や横綱を狙える日本人力士の育成
5)表面化は収まったものの(陰では今も行われているであろう)いじめやリンチ
6)裏方や幕下以下の待遇改善
7)立ち会いの正常化
8)(星の売り買いも噂される)無気力相撲の一掃
といったところでしょうか?
他にも、理事選挙の投票権を幕内力士や幕内待遇の人まで広げるとか、協会理事名は本名を使うとか。
 
 
 
期待しますが・・・ (サラパパ)
2010-02-02 21:38:19
60歳の理事と37歳の理事
民間の多くの会社も、これだけ年齢差があれば
「何を言っているんだ、この若造が!」
で終わってしまう

しかし賢い会社の人たちは
「いかにお客さんに満足をしていただくか?」
をテーマに
年齢に関係なく、意見をぶつけあって
会社を盛り上げていく

世代同士でいがみ合っていたら
会社は競争に負けて衰退していく
衰退=倒産
倒産=失業
失業=家庭崩壊へ
こんな危機感がサラリーマンにはある

相撲協会には倒産という危機感は無いんでしょうね
伝統を守る=事なかれ主義

貴乃花親方には焦らずに徐々に改革を
お願いしたいものです


 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2010-02-03 00:20:33
>こうちゃん様
 改革というのはすぐには無理でしょうけど、徐々に
勢力を伸ばして行く必要があります。
 危機感のない上層部が改革を握りつぶしにかかるのは目に見えてますよ。

>怪人太郎冠者@1553様
 まったく造反者探しをしているという報道には愕然としますよね。
 まるで北緯38度線から北の国ですよ。

 特に升席を減らさないと一般の観客動員は難しいで
しょうし、馴染みがないので競技人口も増えないと思いますよ。
 それが優勝を狙える日本人力士の育成につながるのですから。

>サラパパ様
 小異を捨てて大意にという思想が角界にはないでしょうから、今すぐ改革といっても厳しいでしょう。

 ただし昨今は国民の目がありますから、これまでの
ような角界の常識のみという価値観だけで動くと いよいよ見捨てられますからね。 
 
 
 
奇行は貴乃花だけではなく・・・ (吉法師)
2010-02-03 00:37:47
引退後の奇行、という事で言えば、かの大横綱・双葉山も引退後の一時期、璽宇教なる怪しげな新興宗教に取り込まれて、取り締まりに出動した警官隊相手に大立ち回りを演じたと言う事件もありました。
双葉山はその後、相撲界に戻って40歳そこそこで理事長に就任し、死去するまで職に留まって、四本柱を廃して観客から土俵を見易くしたり、一門別でしか対戦がなかったものを、現在の部屋別総当りに改めるなど、数多くの改革を行い、昭和40年代半ばから平成初期に至る大相撲人気の興隆の礎を築きました。
角聖とまで言われたあの双葉山だから可能だった、と言ってしまえばそれまでですが、若くして「何とかしなければ」と手を挙げた貴乃花にも、現状を打破して大相撲の再興につながるような行動を期待したいと思います。
 
 
 
安治川親方退職・・・ (サラパパ)
2010-02-03 06:43:43
一門の裏切り者探し・・・
それに対して清く退職
素晴らしい
安治川親方も36歳
今の協会の体質についていけなかったのでしょう

あとの続いて欲しいです
武蔵丸なんて貴乃花親方の気持ち
十分わかっているはずでしょう
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2010-02-03 23:32:31
>吉法師様
 貴乃花は角界入りした時の抱負が‘双葉山を越えたい’という事でしたから、案外 双葉山がやったような改革を目指しているのかもしれませんね。

 やはり現状ではマズイと思っている若手親方は多いという事が判明したのも収穫でしたね。

>サラパパ様
 今日1日 安治川親方の話で世間から非難ごうごうでしたからか、当の立浪一門が慰留したらしいですね。
 やはり世間が しっかり批判しないとダメですね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。