WBC日本代表がV奪回をするには

 早いもので山本浩二監督が率いる日本代表がWBCのSファイナルでプエル
トリコに敗れて三連覇へのチャレンジに失敗してから1週間経つ。

 20日に行われたファイナルではドミニカ共和国がプエルトリコに勝って初優勝
し、国内のメディアは今さらのように 重箱の隅をつつくように敗因
分析をしている
のが実情だ。


 たしかにプロの勝負事だから結果が全てなのだが、スポーツ新聞やプロ野球
OB達の辛らつなコメントを聞いていると肝心な事に目が行ってない。


 それは日本代表の常設化である。

 第1回大会が王貞治、第2回大会は原辰徳と現役監督を兼任で代表監督に
して優勝したのに対し今回は評論家の山本浩二になったためブランクを指摘
する声が多かった。


 とはいえサッカーをはじめとした あらゆる種目の代表チーム監督で現役監督
との兼任しながらというのは見られないし、その代わりに必ず4年
ほどの任期を
もらっている。


 ところが日本のコミッショナーが過去2回の成功体験から代表の常設化を
謳いながら最終的に現役監督兼任に拘ったのが躓きの元。

 山本体制になったのはキューバとの親善試合を間近に控えた10月だった事を
考量すると、山本監督に広く12球団全体の選手達をチェックする時間は
ないに
等しく自分の仕事の範囲内であるジャイアンツの選手をチームの中心に
するのが
最適となってしまった。


 選手によっては松井秀喜のように6月以降にならないとエンジンがかからない
タイプも入るので、そういう選手を選んでも戦力にはならない。


 だからこそ代表監督は今年のオールスターまでには決めて12球団全体の選手
達を しっかり時間をかけてチェックさせるべきだろうし、12球団の
各チームの
首脳陣は日本人でホームランを打てる選手を1人でも多く育成
する必要がある。

 個人的には第1回から3大会連続で優勝するとWBC自体の権威失墜にもなる
と考えていたし、勝つ事によって こういった問題点が先送りにされていたのだ
から1度優勝を逃す事によって問題点を炙り出し真面目に対策を立て
ないと
いけないと思っていた。


 この負けが きっかけとなって代表チームが常設化されて、しっかりと準備を
する体制になれば三連覇を逃した事は決してムダにはならないと
思うのだ。  

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