初の海外組のみの日本代表、カメルーンと分ける

 
 
 コロナ禍の影響で活動停止していた森保一監督率いるサッカー
日本代表が、今年に入ってようやく昨日オランダのユトレヒトで
カメルーン代表と対戦し0-0で引き分けた。
 
 今回は帰国時の隔離機関などを考慮して史上初の海外組のみの
メンバー構成で臨んだわけだが連携の精度などが今ひとつで、何
度かチャンスは作れていたがシュートがGKの正面を突くなど得点
できず。
 
 後半からは3バックを試すなど手を打ってはいたが得点できる雰
囲気はない一方、守備の方は決定的なピンチもなく枠内シュートは
1本に抑える形で終わった。
 
 両チームのスタッツを見るとポゼッションは日本43%に対しカメ
ルーンは57%と劣勢ではあったがシュート数は11対9で枠内シュー
トは4対1だからボールを持たれてパスを回されてもシュートを打た
せず、打たせても決定的ではなかったという事になるのではないだ
ろうか。
 
 マスコミは勝てないと批判的な論調になるのだが正直言ってただ
でさえ短い準備期間で海外組のみを集めて戦うという初の試みだし、
何より今シーズン初めての試合で親善試合という性格からすればス
コアレスドローという結果は悪いものではないし何より海外組のみ
で構成されたDFラインが破綻しなかった事は心強い。
 
 それにしても今から20年前の00年の時点で日本代表の海外組は
中田英寿ぐらいで、ほぼ国内組のみで構成されていたのが海外組
のみで代表を構成できるというのは昭和の頃から見ていた者にし
てみると感無量だ。
 
 確かに連携という面で見るとカメルーンの方が上だった感じで
はあるものの、アフリカのチームはヨーロッパでプレーしている
選手ばかりだからこういったスタイルに慣れているのだろう。
 
 強豪といわれる国はヨーロッパのビッグクラブでレギュラーと
してプレーしている選手が多く、高いレベルの試合を常に経験し
ているというアドバンテージがあるだろう。
 
 ただし選手達が分散するため集まって一緒に練習する時間は短
くなるので、今度は連携という新たな問題が出てくるのは仕方な
いと思うし強豪といわれる国はこれをクリアしている。
 
 そういった意味で2試合目のコートジボアール戦で、どこまで
課題を修正できるのかを注目したい。
 
 
 
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