やはり東京五輪は1年延期が現実的だった


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020032401002400

 新型コロナウィルスの影響で7月24日開幕予定だった東京五輪
の開催が危ぶまれていた中、IOCのトーマス・バッハ会長と安倍晋
三首相の電話会談で1年程度の延期が決まったようで2021年に開催
される方向になったようだ。

 1月下旬に中国の武漢で新型コロナウィルスによる患者が出てい
る事が判明して以来、日本も危ないとの事で‘東京五輪は大丈夫か’
的な報道が始まり当初は暑くなると収束するのではと言われてい
た。

 ところが東アジアだけでなく欧米にも広がりを見せ事実上のパン
デミック状態になったのだから、五輪の予選自体が行われない異例
の事態になってきたため延期か中止かが焦点になっており今月半ば
以降は予定通りの開催は厳しい状態になっていた。

 正直言って出場選手が決まらないだけでなく、しっかりしたコン
ディションさえ作れない状態ではまともな大会にはならないわけで
当然ながら選手達はおろか統括団体や選手からも‘通常開催ならボイ
コットも辞さず’という意見が噴出し通常開催に拘っていた日本政府
の面々やバッハ会長も通常開催は難しいと判断したのだろう。

 判断を難しくしているのは各競技団体のスケジュールが密に入り
組んでいるため強行開催・延期・中止という選択肢があった中では
当初は延期は難しく、強行開催か中止かという形だったので日本政
府からすれば中止すると最悪の形になるため強行開催という流れに
なっていたと思われる。

 ただし今回のようなケースは今後も十分起こりえる事を考えれば
五輪が国家規模のイベントで中止になれば莫大な損失が出るように
なると立候補する開催都市はなくなるので、延期というのが現実的
な選択肢だろうし1年後か2年後のいづれかになってくる。

 スケジュールなどの調整からすれば2年後がいいだろうが選手選考
などの事を考慮すると、世界陸上や世界水泳などのスケジュールを
ずらせれば確かに来年の方が選手達にとってもありがたい。

 多くの欧米のトップ選手にすれば五輪出場は夢なので中止だけは
避けたい一方、ベストコンディションで臨めない状態での出場は悔
いが残るし健康上の事を考えてもよろしくなく2年の延期だと年齢的
に厳しくモチベーションの維持も大変とくれば来年への延期が最も
現実的な措置になると思う。

 大きいのは五輪中継に莫大な放映権料を提供していたNBCが延期
に同意した事でコチラも優良コンテンツがなくるのは望むものでは
ないし、各統括団体も五輪に出たいという有力選手達の声を考える
と主催する世界選手権をコチラも延期すれば大丈夫という事になる。

 それにしても物事というのは極論から極論に振れる中で最終的に
現実的な形になるというが、今回も強行開催or中止という極論から
入り最終的に1年延期という超現実的な措置に落ち着いたわけだ。

 延期ついでに秋開催になれば言う事ないのだが・・・

 

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