秘密主義の防衛組織は・・・・・・

 ウルトラマンネクサスに登場する防衛組織TLTは機密保持を優先にした
組織で、歴代のウルトラシリーズをはじめとした防衛組織の中では異色で
ある。
 対ビースト殲滅部隊のナイトレーダーだけでなくビースト被害者達の記憶を
消すメモリーポリスという部隊まであるのだから徹底している。

 富士山麓に大がかりな秘密基地を設営しているウルトラ警備隊ですら
‘第四惑星の悪夢’ではダンとソガが‘富士山の麓のウルトラ警備隊’などと
民間人の少年に話すぐらいだからウルトラ警備隊に機密保持という考えは
なさそうだ。

 しかしイギリスが作ったサンダーバードや謎の円盤UFOに登場するSHADO
はTLT並みに機密保持を重要視している。
 さすがは007の国か?

 サンダーバードの場合は一部の組織の利益などの保護を念頭に置くと
人命の優先度が低くされる事を懸念して国際救助隊の存在を徹底的に
秘密にしている。
 だから救助活動中に写真撮影すら許さない徹底ぶりだ。

 同じく21世紀プロが作った謎の円盤UFOの防衛組織・SHADOも異星人が
既に地球に侵入していることを一般の人々が知るとパニックが起きかね
ない事を配慮して全ての任務を極秘のうちに遂行する。 

 国際救助隊の基地が絶海の孤島にあるのだが、SHADOの場合は映画
撮影所の地下に本部を置いている。
 そして最高司令官であるエド・ストレーカーは映画会社の専務、部下達も
キャスティングプロデューサーなどの表向きの肩書きを持っていた。

  不運にしてUFO事件に巻き込まれた一般人にはSHADOによって記憶を
消去する薬を処方するなど、あらゆる隠蔽工作を行っているのだ。
 実際に機密保持を目的にした展開のエピソードが多数あった。

 リアルさを突き詰めると どうしても侵略者やビーストに襲われた被害者は
トラウマが残るのは確実なので、そういう記憶を消すというのは ありえる
話だ。 

 侵略者やビーストなどが既に地球に侵入して暗躍している事を一般人が
知ると、どうしても社会不安が起きかねないのは当然。
 だからリアルさを追求すれば防衛組織自体も秘密にするのは仕方ない
だろう。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
他には… (NEXUS(偽))
2009-11-28 16:05:14
「ガイア」のXIGも第1話までその存在を認識していたのは当事者たちと我夢達あるケミースターズのメンバーだけという秘密っぷりでしたね。
そのXIGも「ガイアに会いたい!」では子供たちを招き入れるなど随分丸く、「軍隊上がり」とは思えぬ寛容さでした。
「ティガ」のGUTSもシンジョウ隊員の甥っ子から直接電話が司令室に繋がるなど割合セキュリティが甘い匂いがしていました。

極めつけは科学特捜隊。ホシノ少年が準隊員になるまでは視聴者にとって彼は「科学特捜隊に出入り自由な謎の少年」程度の認識しかなかったのですから。

ところで、頭が二つも三つも飛びぬけてセキュリティがガッチガチなTLTですが、弧門隊員が結構頻繁に私服で外を出歩いていたような気がします。
中には隊長から与えられた休暇という名目の明らかになっている状況もありますが、溝呂木からメッセージを受信してリコを探しに行くシーンなど、いろいろ面倒臭そうな手続きを踏まえてるとは思えない状況もかなり多かった気がします。
 
 
 
XIGは (こーじ)
2009-11-28 23:41:27
>NEXUS(偽)様
 そうですよね、XIGは最初は秘密組織だったのに破滅招来体が出始めてからは一気にオープンな組織になりました。

 弧門が休暇などで外出する時のチェックなどのシーンがあればよかったですが、あれをやると時間を食いそうではあります。

 
 
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