今時ファイトマネーの不払いが起きるとは

 先日10月にWBCミニマム級タイトル決定戦を制し晴れて正規王
者になった重岡優大が、自身のSNSでファイトマネーが支払われ
てない旨を話したら翌日支払われていたという話が話題になって
いる。

 この興行は亀田興毅がファウンダーを務める3150ファイトの中
で行われたため‘また亀田絡みか?’という声も上がったが、どうや
らワタナベジム側が請求してないのでプロモーターの亀田が支払い
できなかったという事の余蘊で今回は亀田が悪いのではなくワタナ
ベジムサイドの渡辺均会長に非があるという事だった。

 つまりワタナベジムサイドの運営が杜撰だったという事で、渡辺
会長は一時期 日本ボクシング協会会長をやっていたのだから酷い話
である。

 日本のボクシング界はジムの会長がプロモーターも兼ねる事から
ファイトマネーが現金だけでなくチケット販売しなくては全額もら
えないシステムなど、昭和の時代から続いている悪癖が残っている
ようだし全額現金払いというプロとして当たり前の事ができてない
のが現状だ。

 そもそもワタナベジムの会長は現在73歳で感覚も昭和的な発想で
日本ボクシング界の宝だったWBA:Sフェザー級王者だった内山高志
が防衛成功後に会長がマイクを握り‘具志堅用高の13回防衛を越える
のが目標’と語っていたのを聞いて、イマドキ長く防衛するより強い
相手とガンガン試合をするのが重要なのにと思っていたし内山も再
三アメリカで強豪と対戦したい旨を悉く黙殺していたのを思い出す。

 せっかく世界の強豪相手でも通用する内山を具志堅越えという、
昭和的発想で腐らせた前科があるだけに経理の方も選手ファースト
ではなくジムファーストなのかと思うのだ。

 最近のボクシング界は井上尚弥の活躍や那須川天心らのデビュー
で話題を呼んでいるし、以前のように地上波TVでの放映権料をアテ
にするのではなく
Amazon Primeやleminoなどの配信メディアで以前
より多くの報酬が見込まれている。

 そんな時代にファイトマネーの未払いなど絶対に起きてはいけな
いし、重岡優大がSNSで暴露しなかったらどうなっていただろうか
と思ったりする。

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