昨今の業界 年末事情

 とりあえず、今日で今年の営業は終了。
 ウチの地区では、70年代前半から大晦日は休日にして
いる。
‘昔は元日の朝まで営業していた’などとよく言われて
いたのだが・・・・・。
 実はこれには、昨今の社会事情がある。

  私が、この業界に入ったのは82年。
 入店した福岡の店は通常は20時までの受付だったが、
27日以降は22時まで受付OKになっていた。
 1年目の82年の暮れは、除夜の鐘が鳴っていても平然と
来店する お客さんが何人もいた。
 ところが83年の暮れに紅白歌合戦で、某アナが都はるみに
対し‘ミソラ’と失言したのは、掃除をしながら聞いていた。
 そして福岡で最後の暮れになった、87年は通常の20時を
過ぎると誰も来なかったので掃除を始め、22時になっても誰も
来ないので店を閉めた。
 紅白歌合戦の終わりがけは、師匠の自宅で風呂に入る順番
待ちをしながらだった。

 つまり1年ごとに、営業終了時間が早まっているのが分かる
だろう。
 北九州や福岡で大晦日に営業している仲間達に聞いても、
‘お客さんが来るのは午前中だけで、昼からは殆ど来ないので
店の大掃除をやり早めに閉めた’との事。

 福岡時代の師匠に言わせると ‘昔は集金業務があって、盆と
暮れの集金だったので銀行や商売人が日付が替わり営業を
終わってから髪を切りに来ていた。
 それが今は銀行も31日で終わるし、カットしたての髪に拘らなく
なってきたという、あらゆる社会事情の変化で終わるのが早く
なった’との事。

  結局、時代が移り変わっている証拠だろう。   

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