自営業に休み明け鬱はない

　巷ではサザエさん症候群という言葉があり、翌日から始まる仕事
を思って日曜の夕方から憂鬱な気分になるというもの。

　今日から盆休みが明けサザエさん症候群の感覚から言えば我々も
なるはずだが、今はそんな思いはさらさらなく‘さぁまた仕事頑張る
ぞ’という気分だ。

　確かに学生時代には宿題をしてないなどで学校に行くのに抵抗が
あったりしたし、修行時代も盆休みや正月休み明けは憂鬱な気分に
なっていたのを思い出すが修行を終えた今は月曜の夜でも明日から
仕事だからと言って憂鬱になる事はない。

　こうしてみると学校や修行中は‘ワーク’で使われているから感じて
いたのに対し、自営になった今は‘プレイ’に近いところがあり自主的
に働いているので自分が頑張れば頑張るほど収入は上がりやすいと
いう事を実感している。

　ただ世の中は自営業より社員の立場の方からモノを見る傾向が強
く、‘営業時間が長いと大変でしょう’と言われるのだが全く身に覚え
はないのが現状だ。

　つまり‘やらされる’立場なら大変だが自分から‘やる’立場では、む
しろやりがいがあるという事になる。

　だから営業時間外に来客があっても一向に苦にならないし収入に
なるのだから、ありがたい話だがサラリーマン系の人々にしてみる
と夜遅くまで大変ではと見られてしまう。　

　だから定年後も働くというのは世間では大変だという事になるが、
我々は定年がなく体が動く限り仕事をする事ができるのでありがた
いと思うぐらい。

　その代わり体調を崩したりケガで仕事ができなくなると保証がな
いので大変な事になり、実際一昨年暮れに脳幹出血を起こし4週間
入院した間は当然ながら収入はないし後遺症で仕事ができなくなる
と大変だった。

　つまり体調管理さえ徹底しておけば、好きな仕事をいつまでもで
きるので ありがたい話である。