東洋の魔女の金メダル獲得から57年

 今から57年前の今日64年19月23日は64東京五輪の競技最終日で
日本は男子体操種目別の跳馬で山下治広、平行棒で遠藤幸雄が金
を取り鶴見修治が銀を獲得。

 残念ながら柔道・無差別級では神永昭夫がアントン・ヘーシンク
に袈裟固めで敗れて銀だったがボクシングのバンタム級で桜井孝雄
が金を獲得し、19:30から行われた女子バレー最終戦で大松博文監
督率いる女子バレーがソ連に3-0で勝って金メダルを獲得し競技を
締めくくった。

 この大会から正式種目になったバレーボールは世界選手権優勝の
日本に金メダルの期待が大きく、特にボールゲームは閉会式前日に
決勝などの最終戦が行われる事もあり他の種目は苦戦していた事か
ら女子バレーにかかる期待は大きかった。

 当時のボールゲームで女子競技があるのはバレーのみでサッカ
ーは同じグループの初戦でアルゼンチンに3-2で逆転勝ちするも、
ガーナに2-3で敗れイタリアが出場辞退していた事からグループ
Dを2位通過し準々決勝でチェコスロバキアに0-4で敗れベスト4
ならず。

 バスケットボールも8チーム1組の予選リーグで3勝4敗で6位と
なり、順位決定戦でフィンランドに勝ったもののオーストラリア
に敗れて10位。

 苦戦が予想された男子バレーはハンガリーとチェコスロバキア
に連敗しメダル絶望と思われたのだが、そこからブルガリアやソ
連に勝つなど6連勝し7勝2敗で銅メダルを獲得したのだ。

 女子バレーは参加6チームの総当たりリーグ戦で行われ開会式翌
日の10月11日からアメリカ・ルーマニア・韓国・ポーランド相手
に4連勝し、失ったセットはポーランド戦の第3セットのみという
前評判通りの強さで勝ち進み同じく4連勝のソ連と仲4日空けての
決戦となった。

 第1セットを15ー11で取ってソ連は初めてセットを落とす形に
なり、第2セットも15ー8と連取し第3セットもマッチポイントま
で行くが、ここからソ連の粘りにあって14ー13と1点差まで追い
上げられる。

 しかしソ連のオーバーネットで試合終了、日本は初代女王に輝
くと共に正しく有終の美を飾ったのだった。

 やはり金メダルの本命種目を取るというのは嬉しいもので特に
最終日は柔道の無差別級を落としていただけに、女子バレーの金
メダル獲得は大いに日本を沸かせる事になったわけである。

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