男子バレー、とりあえず上昇ムードには乗ったようだ

日本男子、世界選手権出場=バレー最終予選

 先週オーストラリアで行われていた男子バレー世界選手権のアジ
ア予選で中垣内祐一監督率いる日本代表は、オーストラリアを3-2
のフルセットの末に破りグループ1位で2大会ぶりの世界選手権出場
を決めた。

 今大会は開催国のオーストラリアにチャイニーズ・タイペイ、タ
イ、ニュージーランドに2位以内に入れば出場権獲得になるのだが
オーストラリア以外は格下といわれていたので取りこぼさなければ
出場権は獲得できる。

 ただし東京五輪でメダルを狙うとなればアウェーでもオーストラ
リアに勝つ必要があるし、ましてや3連勝して臨めば出場権を獲得
している事から出場へのプレッシャーなしで戦えるのだからなおさ
らだ。

 結果的に第1セットを25‐22で取ると偶数セットは失ったものの
奇数セットを全て取る形での勝利だった。

 思えば4年前にゲーリー・サトウ体制で韓国に敗れて世界選手権
の出場権を失った事からケチが付き、サトウ監督が解任され南部
正司体制に切り替えるなど迷走するきっかけになったわけだ。

 しかも切り札といわれた中垣内祐一体制に切り替わったタイミン
グで中垣内が自動車事故で謹慎するなど不祥事が相次ぐなど逆風が
吹いていた。

 ただし中垣内監督不在中にフランス人コーチのフィリップ・ブラ
ンがチームを掌握し中垣内監督も‘戦術や練習内容、試合中の指示
は彼に任せている’という形で全幅の信頼を置いているようだ。

 個人的には中垣内祐一監督よりも国際試合で実績のある外国人監
督を招聘するべしという意見だったが、ブランコーチはフランス代
表監督としてアテネ五輪に出場させただけでなくリオ五輪ではポー
ランド代表コーチとしての実績もあるのだからベターな選択ではあ
るだろう。

 東京五輪でメダルを狙うなら世界選手権の出場権を獲得して喜ぶ
わけにもいかないし、当面の目標は来年の世界選手権でどこ
まで戦
えるかが最大の焦点なので今後どこまでレベルアップできる
かが見
どころになる。

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