明暗が分かれた今場所の霧島と琴ノ若

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https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20240128-0249

　1月14日に初日を迎えた今年の大相撲初場所は今日が千秋楽で、
横綱・照ノ富士が大関・霧島に勝って琴ノ若との決定戦にも勝ち
9度目の優勝を飾った。

　今場所最大の注目だった大関・霧島の横綱昇進は昨日琴ノ若と
の相星対決で敗れて3敗目を喫し今日も照ノ富士に完敗したたた
め、今場所後の横綱昇進は厳しくなっており来場所から出直しと
なる。

　一方東関脇の琴ノ若は翔猿に勝って13勝目を挙げ過去2場所が9
勝&11勝だったから大関昇進の目安、計33勝に達したので来場所
の大関昇進が確実になり霧島と明暗が分かれた形だ。

　霧島が大関に昇進したのは昨年名古屋場所からで、いきなり途
中休場に追い込まれカド番になるが秋場所は9勝してカド番を脱出
すると先場所大関として初優勝し今場所に優勝もしくは準優勝で
横綱昇進をかけていた。

　もっとも今場所は3大関のうち貴景勝が4日目から豊昇龍が14日
目から休場、特に貴景勝など大関昇進してから途中休場とカド番
を繰り返すありさまでカド番脱出の場所で優勝しても‘2場所連続
優勝すれば横綱昇進’という雰囲気にならない。

　仮に運よく横綱に昇進しても 負けや休場が増えると引退の声が
上がるのだから、いくら照ノ富士が休場を繰り返し次の横綱誕生
が急務とはいえ安易に横綱昇進させるべきではないだろう。

　それにしても今場所は2大関だけでなく高安や北勝富士に北青鵬、
朝乃山に碧山ら途中休場が目立つ場所に（朝乃山は戻ってきたが’）
なってしまった。