タイソン・フューリーが強いのは分かるが


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/sports/sponichi-spngoo-20221204-0132

 日本時間の今日早朝にロンドンのトットナム・ホットスパースタ
ジアムで行われたWBCヘビー級タイトルマッチは、王者タイソン・
フューリーが13位のデレク・チゾラに10RTKO勝ちで3度目の防衛に
成功しWBAスーパー&IBF&WBO統一同級王者オレクサンドル・ウ
シクとの統一戦に前進した。

 試合は立ち上がりから低い姿勢で突っ込むチゾラをアッパーで突
き上げ、更に低い姿勢で来ると上からクリンチで押さえつけるスタ
イルで挑戦者にダメージを蓄積させて行き10Rにレフェリーがストッ
プする圧勝だった。

 これでウシクとの統一戦が楽しみになってきた…と本来なら言い
たいところだが、個人的にどうも眠くなるような一戦でもあった。

 というのもスピード感が全くなく大男同士の揉み合いが続くので
全く面白味がないばかりか、力づくのファイトという感じでヘビー
級のネガティブな部分が目立つのだ。

 ヘビー級というのは最重量級ゆえ一発当たると倒れるスリリング
な展開というのが売りな一方、一歩間違えるとダルな揉み合いや距
離の取り合いで退屈な展開が目立つわけである。

 つまり大型化し過ぎた力士が多い大相撲が技の多彩さが目減りし
て押し出しや突き出しに、はたき込みなど引き技で決まる攻防の妙
味が見づらい相撲が増えている現状に例えると分かりやすい。

 思えば80年代前半ラリー・ホームズあたりが嚆矢となってモハメ
ド・アリのような足を使ってポイントをかすめ取るスタイルが横行
した時代に、身長180cmぐらいの小柄なマイク・タイソンが抜群の
パワーとスピードでKOを量産して一気に人気No1になっていたのだ
が2mを越える巨漢ボクサーが跋扈する時代にタイソンのようなス
タイルの選手が出て来ないのかと思ったりする。

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