アトランタ以降の男子サッカーの戦いぶりを振り返る

 東京五輪の開会式を明日に控えた今日は、男子サッカーの初戦
が行われるので96アトランタ以来の五輪代表を振り返ってみると…

 ご存じのように五輪の男子サッカーは68メキシコ五輪で銅メダ
ルを取って以来28年間7大会出場を逃していたが、96アトランタで
復活すると初戦で‘マイアミの奇跡’と言われるブラジルに1-0で勝
つなど2勝を挙げたものの2試合目のナイジェリア相手に0-2で敗れ
たのが響いてグループステージ敗退だった。

 続く00シドニーでは前年のU20W杯準優勝メンバーを中心にA代表
のフィリップ・トゥルシエ監督が率いてグループステージで南アフ
リカとスロバキアに連勝し3戦目のブラジルには敗れるものの2勝1敗
でベスト8に進出している。

 もっともベスト8のアメリカ戦で2-2で引き分けPK戦で敗れてし
まいメダルを逃している。

 個人的に惜しかったのが04アテネでOAの高原直奏の招集が土壇場
で不能になっただけでなく、小野伸二もギリギリまで招集できずコ
ンビネーションを詰められないまま初戦でパラグアイ相手に1-4か
ら追い上げたものの3-4で敗れると、イタリアにも終盤追い上げる
も1-2で逃げ切られグループステージ敗退となる。

 しかしイタリアと引き分けパラグアイに勝っていたガーナに1-0
で勝ち敗退に追い込んだわけで、結果的に1位通過のパラグアイが銀
を2位通過のイタリアが銅を取っていたのを考えるとグループステー
ジを突破できていたら…と思うものである。

 08北京は初戦でアメリカ相手に押しまくりながら0-1で敗れた事
からつまづき、2戦目にナイジェリアに1-2で3戦目もオランダに0-
1で敗れて3連敗している。

 12ロンドンは初戦でスペインに勝つと2試合目でモロッコにも勝ち
3試合目のホンジュラス戦で引き分け1位通過し、ベスト8でエジプト
に3-0で勝ってベスト4に進出。

 ただ4試合フル稼働していたスタミナが切れ始めただけでなく絶好
調だった永井謙佑の負傷が響いて準決勝では最終的に金メダルを取る
メキシコに先制したものの1-3で逆転負けを喫し、3位決定戦でも韓
国に0ー2で敗れてメダルに届かなかった。

 そして16リオではナイジェリアに壮絶な点の取り合いの末に4-5
で敗れるとコロンビアには0-2から引き分けに持ち込み、最終戦でス
ウェーデンに1-0で勝つも勝ち点1及ばずグループステージ敗退だっ
た。

 結果的に6大会でグループステージ突破は00シドニーと12ロンドン
の2回と、やはりグループステージ突破は大変なのが分かる。

 ちなみにグループステージ敗退の場合は08北京の3連敗以外は96
アトランタは2勝1敗、04アテネは1勝2敗、16リオは1勝1敗1分で特
にアトランタとリオは惜しいものがあったわけで今度の東京はどう
なるか?

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 民放に東京五... Tokyo 2020 D... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。