錦織圭のダブルスでのスタートは英断

錦織を温存、ダブルス起用=16日からウクライナ戦―デ杯テニス

 明日から大阪の靭テニスセンターで開催されるデビス杯Wグループ
・プレーオフのウクライナ戦で、日本はエースの錦織圭を初日のシン
グルスで起用せずに2日目のダブルスからのスタートというオーダー
を発表した。

 昨年のプレーオフではアウェイーコロンビアに勝ってWグループに
残留した日本だが、今年は3月に行われた1回戦でアンディ・マレー率
いるイギリスからアウェーで敗れたため今年も入れ替え戦に回る事に
なった。

 基本デビス杯ではエースの錦織がシングルスで2勝し、添田豪やダニ
エル太郎が1勝しての勝ち抜きというのがパターンだったのだが今回は
錦織に疲労が溜まっているため1日休みを増やしてダブルスからスター
トさせる事になったようだ。

 とりあえず2日目と3日目は当日メンバー変更が可能なため2日目以降
の錦織のスケジュールは流動的だ。

 ウクライナは世界ランク50位のイリヤ・マルチェンコと321位のアル
テム・スミルノフという布陣でシングルスを戦うのに対し、日本は初日
に88位のダニエル太郎と96位の西岡良仁が登場しダニエルがスミルノ
フと西岡がマルチェンコと対戦が決まっている。

 ダニエルと西岡の若手2人は最近地力を付けているので上手くいけば
2勝する可能性もあるだけに、錦織をダブルススタートに回せたという
事だろう。

 仮に初日に2勝できれば錦織は2日目のダブルスも回避して3日目のシン
グルスのみに回す事も出来るわけで、それだけ日本テニス界の層も厚く
なっている事の証明だしコンディションが今一つのエースを無理して使
わないという選択をした植田実チームリーダーの英断でもある。

 心ないマスコミを中心とした‘コンディションが悪くてもエースと心
中’的な発想で勝てるほど世界のテニスは甘くないし首脳陣もそれが分
かっているからで、未だにコンディションが悪くてもエースと心中’を
声高に主張したがる野球関係者やマスコミとは大違いではないか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
同感だね。 (テコンドーを五輪から除外しろ!!)
2016-09-15 23:19:07
今回の植田監督の大胆な選手起用は、放送権を獲得しているTV局がやたらと現場に干渉してくるバレーボールや、電通が裏で絡んでいるサッカーでは絶対にあり得ない決断だと思う。
あらためて、WOWOWOがデ杯の放送権を持ってくれて心から感謝したいね。
 
 
 
まったくです (こーじ)
2016-09-17 22:55:57
>テコンドーを五輪から除外しろ!!様
 まったく日本のマスゴミなどは強化の足を引っ張っているとしか思えない事をよくやりますよね。

 他の局が放送権を持っていたらディレーでカットしまくりになっているのは間違いないですね。

 WOWOWはボクシングなども充実してますから、今や必須アイテムかもしれません。
 
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