四球を連発するならソロ本塁打を打たれた方がマシ

ホークス、最良の“被弾対策”となるか? ルーフオープン決行へ

 3月26日に開幕した今年の日本プロ野球は来週からセ・パの交流
戦が始まるのだが、パ・リーグは3年連続日本一を目指すホークスが
今日で44試合を終え27勝13敗4分で+14と2位のマリーンズに3ゲーム
差を付けている。

 ホークスの強みはチーム防御率や打率にHR数、盗塁数など全ての
部門でチーム打率を除けばリーグ3位以内に入っている総合力の高さ
だというのは間違いない。

 ただ今シーズンのホークスで騒がれ出したのは今日の時点で被
本塁打が50本に達した事で、44試合目にして50本も打たれている
のだから打たれ過ぎではある。

 とはいえチーム防御率はリーグ1位で12球団全体でも2位の3,29
なのだから面白い現象だ。

 そこでホークスの被本塁打の内訳を見てみるとソロが35本と半分
以上を越えており2ランは11本で3ランは4本に過ぎず満塁HRは0だと
いうものだしリードしてのソロが23、2ランは5で3ランは2本だから
試合をリードしていてソロHRを打たれているというのが半分近い
わけだ。

 今シーズンのホークスは四死球撲滅運動というわけで‘四球でラン
ナーを出すぐらいなら打たれてもいい’という姿勢でシーズンに臨ん
でいるようだが、こうして見るとソロHRが多いのは納得できるし
防御率にも反映されてくる。

 つまり防御率を悪化させる原因はHRよりも四死球であり昨日の
バファローズなどホークス相手に22失点しているのだが、14四球も
与えているのだから当然ではある。

 ちなみに3ランを打たれた試合は4本中1試合しか勝ってないのに
対し2ランが11本中2勝だったのが、ソロになれば35本中22勝と
ソロHRを打たれても十分勝てるという事だろう。

 本塁打の魅力は一発で試合を逆転できるし流れも変えられる反面、
ランナーがなくなるのだから投手は気持ちのリセットができるので
ソロHRを打たれるだけなら基本的に大量失点につながる事は少な
いのだ。

 大事な試合ならば先制点がカギを握るし競った場面では確実に
点を与えるHRは避けなければいけないが複数点をリードした状況で
ソロを打たれても1点で済むから悪い事ではないし、野球は基本的
に点取りゲームなのだから失点は仕方ないわけで一番やってはいけ
ないのがビッグイニングを作られる事。

 HRは1イニングに何発も出る可能性は低いのでソロならばビッグ
イニングにならずに済むのに対し、失点を恐れて四死球を連発する
方が守備のリズムが崩れてビッグイニングを作られるリスクも高く
攻撃のリズムも悪くなるシーズン前のホークスの四死球撲滅令は大
正解だと思うのだ。

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