TLTの中にも内部対立があった

 ウルトラマンネクサスの防衛組織TLTには以前記したように戦闘部隊のナイト
レーダー、飛び散ったビーストの細胞組織を回収し処分するホワイトスイーパー
とビーストと遭遇した者達の記憶を消去し事件を隠蔽するメモリー・ポリスとに
分かれている。

 そのメモリー・ポリスの隊員の1人・野々宮瑞生が憐偏の途中からメモリー・
ポリスを離れて憐を見張るために松永管理官直属になっていた。

 EP31の中でメモリーポリスのリーダーである首藤沙耶が松長管理官と基地
内で すれ違いざまに会話するシーンで組織内でのギクシャクし対立している
ようなムードが垣間見えた。

‘瑞生は役に立ってますか?’という沙耶の問いかけに対し‘若い人達は恐ろ
しいですね、彼等は気持ちのままに行動しますから’と管理官は応えるのだが
‘それを利用しているのは あなたでは?’と沙耶から突っ込まれるのだ。

 考えてみるとメモリーポリスはビースト事件に拘った者達の記憶を消去し
事件を隠蔽するのが任務になっているのに対し、デュナミストと思われる憐を
監視するというのは管轄外になるわけだ。

 事件を隠蔽するメモリーポリスは特殊な任務の関係上ギリギリの人数で構成
されているものと思われるので、ある意味 松永管理官の直属として引き抜か
れるのは他のメンバーに相当な負担をかけるものと思われる。

 管理官にしてみれば姫矢の時と同様デュナミストを調べ上げて光のエネル
ギーを奪ってウルティメイトバニッシャーを再び作り出し無敵の防衛システムを
作ろうと考えているので憐=デュナミストというのはメモリーポリスにすら秘密に
されている事ではないか。

 そういう事情を知らされてない沙耶にとって瑞生が行っているのは単に若い男を
見張っているだけというように見えるので皮肉の1つでも言いたくなるのだろうし、
情報を一方通行で独占してしまっている管理官に対しては決してよくは思ってない
のだろう。

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